1年を13ヶ月する閏月(うるう月)
うるう年は1年が366日で、2月が4年に1度29日。オリンピックイヤーと重なる、とも言われていますよね。では、うるう月(閏月)は??ご存知の方も多いと思いますが、私は知らなくてびっくりしました。その感動と記憶が消えないうちに、そして私のように「閏月って?13ヶ月って何?」と思った方のためにメモします。
1.うるう月(閏月)
うるう月は1年を13ヶ月にするために同じ月が、2度繰り返す月を言います。例えば閏3月とか閏9月ができます。年によって閏月が違うと言うのもオモシロイですね。そんなときは行事とかどうするんでしょう。昔に戻って体験してみたいです。
2.なぜ閏月が必要なのか?
世界には大きく3つのタイプの暦があります。現在私たちが使っているのが、太陽暦。明治前まで使われていたのが、太陽太陰暦(旧暦)です。
旧暦は太陽暦と太陰暦のズレを閏月で修正しつつ、太陰歴を優先したカレンダーです。
太陽暦:太陽の動きを基準 1か月 28日、30日と31日 1年 365日
太陰暦:新月から新月まで 1か月 29日と30日 1年 354日
太陰太陽暦: 19年に7回(約3年に1度)、1年を13ヶ月にして、太陽暦と太陰暦の1年11日のズレを修正。
閏月(1年13ヶ月)の年がないと、いつの間にか12月が真夏、8月が真冬にまでズレてしまいます。
3.太陰太陽暦の良さ
旧暦(太陰太陽暦)の方が暦と実際の季節と季節の行事があっている。
もともと明治以前は旧暦が一般的で。旧暦に基づいて季節の行事が作られ、自然の動きが観察されているので当然とも言えます。
例えば、七夕の7月7日に夜空に天の川を見たくなりますが、新暦の7月7日は旧暦だと6月の梅雨の名残の時期で天気が悪く、見にくい時期。旧暦の7月7日は新暦の8月にあたり、見やすいのです。やっぱり七夕は旧暦の7月7日に見るのがふさわしいと言えるでしょう。
農業や茶道などの日本の伝統的な文化に関わる方は、旧暦や二十四節気と言った旧来のカレンダーを作業や行事に取入れていることでしょう。
4.旧暦カレンダーが欲しい
旧暦ついては、新暦の1か月遅れと私は思ってましたが、必ずしもそうではありません。旧暦の旧正月の元旦は、毎年確認しないとわかりません。単純に1か月遅れでスライドするようには移動しません。閏月ともなるとわけがわかりません。
なので、やっぱり旧暦カレンダー欲しくなりますねぇ。旧暦カレンダーに合わせて見るとより自然の変化がわかりやすくなり、楽しめそうです。