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60歳からのHappy 歯列矯正⑫ 遂に終了! その価値は?
2021年、60歳から始めた歯列矯正。
ついにあの金具のブレイセス・ワイヤーが取れました。
もう矯正具生活は、気分的に限界に近かったのでホッとしました。
ヤッフー!
ブレイセスからリテイナーへ
ブレイセスの代わりに透明のマウスピース型のリテイナーになり、見た目は歯列矯正をやっていないのといっしょ。1年半ぶりの生歯ですよ。
1年半で済んだのは案外短かったかも。
感激です。
現在も基本1日中、リテイナーをつけないといけません。
リテイナーは、見た目インビザラインみたいな感じでしょうか。
(やったことないけど)
食事したり、水以外を飲むとき(お湯もダメ)は、リテーナーを外す煩わしさはありますが、今までのことを思えば些細なことです。
簡単に外せるし。
これが変わった
食べるときもいろいろ引っかからないし、思い切り食べられます。
まるで矯正ワイヤーの間に糸を通すような面倒臭かったフロスも楽ちんになりました。
矯正具の関係でなんとなく、横顔が出っ歯気味で、口元の表情が変だったのもなくなりました。
噛合せがわずかに深くなって顔の縦が微妙に短くなった気もします。
ブラボー!
なんと言っても笑った写真の歯、口元が全然違います。
ファンタスティック!
思い返せば
最近、写真の整理をしているんですが、もともとそんなにひどい歯並びではなかったので、矯正前の写真と比べて劇的に顔の印象が変わってはいません。
ただ、以前の写真では、
一見綺麗に見える歯並びですが、角度によって目立たない八重歯の後ろに影ができています。
実はこの歯抜けに見える影がすごく気になっていたのです。
その影がなくなってくれました。
嬉しい!
それと思い出したけど、カナダに来て、歯並びのいい人の笑顔はそれだけで魅力的になることを痛感したんだった。
たとえ、美人、美男でなくても歯並びがいいとそれだけでも印象がよくなります。歯並びのいい人の割合の高いカナダで、日本人の多くは一度は歯列矯正を考えたことがあると思いますよ。
私は矯正期間はまさにコロナ真っ最中。マスク着用期間だからこそ、思い切って歯列矯正ができました。
率直な感想
それと見た目の問題だけでなく、歯磨きやフロスが本当にしやすくなりました。
目立たない程度の歯並びの悪さであっても、やはり歯が入り組んで重なっているとどうしても磨きにくかったり、フロスもやりにくかったりしてます。
それが原因で虫歯や歯周病になりやすい、というのもわかります。
ブレイセスが取れて、あらためて歯磨きのやりやさを実感しています。
正直なところ、矯正期間中のくじけそうなときに矯正歯科のお姉さんに「ハリウッド・スマイルになろう」なんて励まされましたが、期待していたハリウッド、スマイルにはなりませんでした。
そこまで期待するには、やっぱり歯の形、口と歯、顔のバランスが、大きく関係してきそうです。それが現実かな。
でも私的には上出来だと思ってますよ。
歯とのお付き合い
歯の治療ということでいえば、年齢的なこともあり、今後もトラブルが出てくる可能性があるし、矯正中に根幹治療上、抜歯せざるを得なかった歯の問題もあります。
歯科とのお付き合いは今後も続きます。
私のようにフルタイムで働いたことがないと、職場での保険がないため、公的保険が利かないカナダの歯科治療はすべて実費です。歯に関することでどれだけお金が掛かっているか? これはホント大変です。
カナダに暮らすことを考えている方は日本で歯の状態を万全にしておくことを強くおススメします。
歯列矯正、その価値は?
さて、ブレイセス(矯正用の金具)が取れたその日から、その嬉しい余韻に浸る暇もなく、もう3週間以上経ってしまいました。
それでも外出先のお手洗いの鏡の前で笑って、歯を見ては、ニンマリしている今日この頃です。
そんなある日、ブレイセスが外れた歯をスカイプで日本にいる姉に得意気に見せたら、
「矯正前とさほど変わった気がしないけど。それだけ大変な思いとお金をかけるほどだったのかなぁ、と思うけどね。
まぁ、大きく変わったのは矯正したということで自信を持った笑顔かな。」
と言われました。
ちょっとムカーとしますが、皆さん、他人から見たら、こんなもんですよ。
ですが確かに姉の言ってることは的を得ています。
60歳からの歯列矯正、不安もあり、実際かなりしんどい時期もありましたし、金銭的にも無駄遣いにも思えなくもありません。
それでもお陰様で私にとっては「60歳からのHappy歯列矯正」になりました。なったと思いたいだけかな?
いや、もしやらなかったら、絶対に「やりたい、やりたかったのに」とウダウダと悩んでストレスだったに違いありません。多少無理してでも勢いでやらなかったら、絶対にできなかったでしょう。
はたまた、一時の熱が冷めたら忘れてしまうことだったんでしょうか?
断言します。私にはこれでよかったのです。
歯列矯正は精神的にも身体的にも経済的にも大変なことは確かなので、おススメするとまでは言いませんが、私の体験がどなたかの参考になればいいなぁと思ってます。
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