✈︎ 秋の雑詠五句(走り蕎麦、雁、水の秋、冬隣、照紅葉)
定年や妻と尋ぬる走り蕎麦
走り蕎麦:晩秋/生活
落日や雁の一条ひむがしへ
雁:晩秋/動物
振付けの指先の先水の秋
水の秋:三秋/地理
金継ぎの鉢へクッキー冬隣
冬隣:晩秋/時候
照紅葉小箱のケーキ揺れぬやう
照紅葉:晩秋/植物
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一句目
姉の旦那さんがリタイヤして、早速夫婦で車の旅に行ってきたと聞きました。お蕎麦がとても美味しかったそうです。
二句目
トップの写真の光景そのままです。写真の右手が西、左手が東。落日した直後の空を、さーっとカナダ雁が飛んで行きました。
三句目
つい最近、とある踊り(笑)を友人に教わり始めました。オリジナルの振り付けをテラスで見せてくれて、指先の動きの美しさに惹きつけられました。
テラスのすぐ横に湖がある家は、こちらでもあまり見たことがありませんが、いろいろなダンスの練習、日本でも結構外でやっているのも見かけるからよいかな?と、内外問題が気になりつつ、実景を詠みました。
四句目
こちらで日本のイベントがあり、金継ぎのワークショップが結構人気だったそうです。金継ぎは私は全く知らず、当地に来てから存在を初めて知りました。アメリカ(海外?)で流行っているのかも。
60ドルのワークショップに参加したアメリカ人が、「こんな素敵にできたの!」と、それはそれは嬉しそうに大事そうに、完成品を見せてくれました。
五句目
つい最近、表面がぴかぴかに輝いているチーズケーキをいただいて、とても嬉しかったことから。
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十月も残り少なくなってきたことに、愕然としています。時の流れの速さに、一年中驚いています。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。アドバイスやご感想などいただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いします!