
✈︎ 冬の雑詠(冬日向、春隣、冬萌、水仙、年の豆)
耳元に染まらぬ白髪日向ぼこ
日向ぼこ/三冬(生活)
もつちりとニッキの香り春隣
春隣/晩冬(時候)
冬萌やバギーがママを先導す
冬萌/晩冬(植物)
水仙や復路も会釈交はし合ひ
水仙/晩冬(植物)
孫に似るヘルパー来たり年の豆
年の豆/晩冬(人事)
〈推敲〉
元句: 蝋梅や書架に見つけし芭蕉集
→ 蝋梅や書架に見つけし久女集
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いよいよ冬も終わり。当地は立春を待たずに、日中の気温は18度。先日までのマイナス20度はどこへ!?
一句目。
白髪染めトリートメントを使っていますが、細心の注意を払っているのに、耳の周りの生え際の白髪がうまく染められません。
二句目。
いただいた餡入り生八橋を食べながら、春を感じました。
三句目と四句目。
公園をウォーキングしていて浮かんだ句。ベビーカーを押しながら走っているお母さんを、時々見かけます。
五句目。
ここ数ヶ月、義母の家に来てくれているのは若手の男性ヘルパーさん。若さをもらって義母も元気が出るのか、毎週楽しみにしているようです。
推敲句。
「芭蕉集」よりも合う本を考えてみては?という鶫さんのアドバイスをいただいて、考えました。杉田久女に詳しくはないのですが、久女忌が晩冬であること、「写生を基本におく淡麗な俳句」「格調の高い華やかさのある句」などという句風と知って、「久女集」としてみました。
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トップの写真は今日の朝焼けです。冬至の頃は、もっと南側(写真でいうともっと右の方)から太陽が出てきていました。日の昇ってくる方角が、少しずつ北側にずれていっているのを感じます。それだけ太陽が出ている時間が長くなってきているのですね。
いつもありがとうございます。
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