季語:春北風(はるきた)、春帽子
①春北風や棘に残れる白綿羽
(はるきたやとげにのこれるしろめんう)
②古着屋をハミングの春帽子かな
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① 裏庭のバラの茂み周辺に、鳥の羽が落ちていることがあります。風がどこかへ運んでいくのか、それらの羽はいつの間にか見当たらなくなるのですが、白い綿のような、羽の一部かな?と思われるものが、今も枝の数か所にくっついています。ネット検索したところ、鳥の羽の中で、綿のような柔らかい部分を「綿羽」(めんう/わたばね)と呼ぶようです。が、「白綿羽」という表現は、少々無理があるかもしれません。
② 現在こちらに滞在中の娘は古着が大好きで、先日、当地で見つけた古着屋さんに連れていってあげました。ずっと欲しかったモノがあったそうで、買ってきて以来、眺めては嬉しそうに鼻歌ひとつふたつ。という様子から思いついた句です。
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