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ここまで共感できる“メイク本”は今までなかった!!


Instagramにも書いたのですが、書ききれなかった想いをこちらで(^_^;)
(InstagramのID:wakako_beauty)


水野さんとの出会いは、それこそ・・・20年くらい前で。ある美容誌の特集でのお仕事でした。自分で撮影スタッフを組んでいたのですが、いろんな偶然が重なり、大尊敬するイタリア在住のカメラマンさんとの撮影が実現。それだけでもドキドキとワクワクしかないのに、超久々の外人モデルさんでの撮影ということもあり、メイクさんもこのときばかりは冒険。そこに、イギリスから帰国されたばかりの水野さんを紹介していただき、無事にキャスティングすることに成功^^   私、昔からキャスティング運だけはいいんです。


ものすごく官能的で、幻想的で、凛々しくもあって、そんな素敵すぎる写真が上がってきて。なんだかもう感動というか、感嘆の溜息しか出ないというか、笑。あぁ、私は一介の編集者であって、ページはスタッフの力で成り立つんだなぁと、しみじみ実感した仕上がりとなったのです。本当に美しかったなぁ^^


そのメイクを見たときに、レアな生っぽさというか、モデルさんの個性を生かし、その人そのものが息づいたままだなぁと、ちょっと衝撃だったんです。普段見慣れていない外人モデルさんだから? と思ったりもしたのですが、モデルさんのあるがままを受け入れている感じが、なんだかとても潔くて。


美容の仕事をしていると、メイクを楽しむ、いろんな色を試して欲しい、いつもと違った自分に出会って欲しい、そんな想いがどうしても強くなっていってしまうんですね。それは、メイクの醍醐味だし、髪型を変えるよりも、色や質感でイメチェンができるなら、すぐにできるし、似合わないと思ったら、即落とせるのもいい。楽しむことを恐れないで欲しいというのは、今も変わらない本音ではあるのだけれど、どうしても苦手なものがずっとあって、、、


それは「誰かに似せるメイク」提案(初告白かも…)。
別に誰かにならなくっていいじゃん、、、そう思いながら、誌面をつくっていました( ̄◇ ̄;)  メイクを楽しんでは欲しい、だけれど、自分を「自分史上最高の自分」を生み出すのでいいのでは? とずっと思っていたものの、お仕事なので、そういった特集もつくってきましたが、、、
誰かのメイク(顔)を自分に当てはめたときに、どんな変化が生まれるのか? それが自分に似合うのか、似合わないのか、だけでなく、自分はどういった印象になるのか、はたまたそのメイクで自分をどう見せたいのか。ただ真似をして満足ではなく、そこから何かを見つけてもらえたら嬉しいなと思っていました。


メイクって、自己肯定感と密接に繋がっていて・・・だから、誰かになりたいって思うことは、自分の顔が好きじゃないって言っているようなものなんですよね。つまり、現状に満足していない。10代だと、もっと可愛く生まれたらよかったのに、もっと二重のパッチリ目だったらよかったのに、、、と願望もたくさんあると思うけれど、でもね、自分は自分でしかない。


そんな私のメイク観を披露したことはあまりありませんでしたが、水野さんのメイクを見たときに、「あぁ、好きだなぁ」って思ったんです。直感的に・・・恐れ多くも、なんとなく感覚が似ているなと勝手に思っていて、打ち合わせをしていてもずっと笑っているくらい楽しいし、メイクのこだわりを聞いているのがとっても心地よくて、一緒にお仕事をさせていただく機会はそう多くないものの、もう大好きなんです(⌒-⌒; )


そんな水野さんが初著書を出されると聞いて、水野さんのメイクがどんな言語化をされるのか、とっても興味が湧きました。そうしたらね、小気味いいくらい一刀両断してくれている(⌒-⌒; )   「万人にモテるメイク、なにそれ?」と、バサバサと切っているのに、全くと言っていいほど本当に嫌みがなくて。誰かになるメイク、ではなく、「堂々と自分らしくいられるメイク=ディファインメイク」を教えてくれる1冊でした。読後感は、本当にスーッキリ!!! あぁ、メイクってこう考えればいいんだ、私の顔ってこうやってメイクすればいいんだ、と、きっと誰もが自分軸をつくることができるはずです。


その人がその人らしくあるメイク。
流行も立場(ママだから、アラフォーだからetc.)もない、
永久不滅の自分だけのメイクがわかる。
そこをベースに遊びを取り入れていったらいい。
そんな基本がわかるメイク本ーー、
今の時代だからこそ、頷き、共感する人が増え、
これからのスタンダードになっていくと思います。


百聞は一見に如かず。
ぜひ読んでみてください^^
そして、私と語り合って欲しい、笑。




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