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音楽に関する文章

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音楽に関するエッセイ。作詞、歌詞、創作、音楽全般。
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#久保研二

聞くと聴く

聞くと聴く

 先日、打ち合わせで、LiveカフェであるWakayama のオーナー、あきもとさんが私に言いました。

「最近の人は音楽を、聞いても、聴くということをせんでしょ?」

 これは、なかなか鋭い指摘です。

 私のようなモノ書き系の感覚は、「聞く」というのは身体の器官としての耳から自然と脳を通じて体内にとりこまれるようなケースに使用する言葉、という感じです。

 かたや「聴く」は、どうか?

「聞く

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下手な歌

下手な歌

 山口の食品スーパー「まるき」に買い物にいき、レジ付近でふと、店内に流れていた有線の歌に突然怒りが込み上げてきました。

「♪ た〜てのいとはわたし〜……」

 でも、中島みゆきの声ではありません。

 思わず私が小さからぬ声で、

「誰がうとてるねん! この歌……どんなけ下手やねん!」

 それを聞いた、私が並んでた列の隣のレジ担当の若い女性が嬉しそうに、

「ホントに下手ですねぇ……」と、私に

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ジャズピアニスト

ジャズピアニスト

 JAZZのアリ地獄に陥りつつある……この歳になって。

 先日ヤマを越えたのは、JAZZボーカルだったが、そのあとの燃え尽き症候群がすり寄っていったのは、JAZZの基本的王道であるピアノ。

 どうしても今また聴きたい。
 YouTubeではなく、CDで……もちろんLPレコードが一番だが、そこまでは贅沢を言わない。

 そんな、今聴きたいピアニストをパッと思い浮かべただけで、どんなけたくさんある

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音楽とは何か?

音楽とは何か?

 地域イベントで思うこと。

 あらためて、音楽って何だろう?
歌って何だろう?
 芸能?  タレント?  共感?
 感性?  迫力?  情感?
 話芸?  笑い?  癒し? 感動?

 植木屋さんのオッチャンに、私がつくった歌が、やけに気に入られた。

「 ええ歌やねえ、いっつもどんなとこで歌っとるんよ? 」

「 風の向くまま気の向くままに、春は桜前線といっしょに、南は九州から北は北海道まで、

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かえり船

かえり船

 もう確実に10 年以上は前のことです。今朝がた、たまたま夢で追記憶をなぞったので、忘れないうちにそれを文字にとどめておこうと思います。

 私は仕事で単身、車で宮崎か鹿児島かに行った帰りに、たぶん福岡県内だったと思いますが、とある温泉マークがついた道の駅に立ち寄りました。

 脱衣室にいた若者グループ数人が、金髪や派手なネックレスやタトゥーつきのヤンキーだったりして、

「えらいガラが悪い客が多

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パーフェクトでないこと

パーフェクトでないこと

 ロスアンゼルスに生まれたノーマ・ジーン・ベイカー。
 彼女の父親は行方知らずで、母親も祖母も精神を病んでいたため、幼い頃からながく施設などを転々とし、ろくな教育を受けないまま育ちました。
 やがて16歳で自立して、生きるために最初の結婚をし工場で働きだします。

 普通の主婦だった彼女は、その後ひょんなきっかけで、モデルを経て女優になろうと決意します。

 なんのコネも実力もない、女優に憧れる世

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浜辺の歌

浜辺の歌

 疾風(はやち)たちまち波を吹き
 赤裳(あかも)の裾ぞ濡れひじし
 病みし我はすべて癒えて
 浜の真砂、愛子(まなご)今は

 省略されがちな【浜辺の歌】の3番です。この詩を書いたのは、林古渓。

 強い風が突然吹いて海水を飛ばし、
 女性の赤い着物の裾がびしょ濡れになった。
 自分の病気は完治し……

 さあここからが難しい。

「浜のまさご、まなご今は」

「まさご」と「まなご」が、♪ラップ

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ディスコ・パターン

ディスコ・パターン

 人間は、過去の栄光にすがるようになっては、もうおしまいです。

 懐かしむ過去が客観的には決して栄光だといえない人間は、そこにすがるとさらに悲惨です。

「今を生きろ!」
「前を見るんだ!」
「背中や足の裏を見ている余裕はないんだ!」

 そう自分に言い聞かせながら19歳の時に書いた歌を、ひとりしみじみ声にだして歌ってしまいました。

 わし、酒飲めませんからこれくらいは許してちょ。

【ディス

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ロンパールーム

ロンパールーム

 幼い頃の私は、大人の世界の仕組みがわからないまま、なぜかテレビの「ロンパールーム」に、いつか自分が出演することをずっと想定していました。

 そこに出ている子供たちの誰よりも、自分の方がしっかりしているという自覚があったからです。
 けれども、最大の不安がひとつ。

 おやつの時間にみんなでマグカップの牛乳を飲むのですが、極端に虚弱体質だった私には、カップの牛乳を短時間……みんなと同じペースでほ

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興味に対する持続力

興味に対する持続力

 日本人の欠点のひとつは「興味に対する持続力の欠如」だと私は思っています。
 これは個人だけでなく、社会の問題でもあります。
 幼い頃強烈に興味をひかれたものに、ずっと固執し続けることを多くの肉親は禁止します。
 その主な理由は「幼稚だ」「無意味だ」「大人になったら困る」「社会に出たあとなんの役にもたたない」「世間体が悪い」等々……。

 そこに子供が生まれつき持っている独自の才能の"重要なヒント

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赤い葡萄畑

赤い葡萄畑

 もしもタイムマシンの切符を買えたら、私はまず最初に130年前のフランス南部のアルルに行き、ゴッホに寄り添いたいのです。

 何もしてあげれないかもしれませんが、少しの金銭的援助と話し相手になりたい。

 フランス・アルルの葡萄畑で夕方に人々が農作業をする様子を描いた作品、「赤い葡萄畑」。

 この作品はゴッホが亡くなるわずか5ヶ月前に、ゴッホの知人の姉が400フランで購入しました。

 実はこの

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作詞講座 日本語

作詞講座 日本語

【作詞家の 久保研二による 人民のための 日本語教室】

 肉じゃがの材料が、まずは牛肉とジャガイモのように……ラブソングの材料となる歌詞の言葉になるのが「恋」と「愛」です。

 さてこの「恋」と「愛」の差などを、私のような職業の人間は、どうしてもいやらしく探ったりするのであります。しかも斜に構えながら……。

 まず大事なことは、
「恋」は子供で「愛」は、アダルトだということ。
 こういう時にも

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文学の衰退

文学の衰退

 あれは1970年頃……?

 たしか朝日新聞だったと思うのですが社説で、電車の中で複数の大学生が漫画本を読んでいる姿を、大人目線で嘆く内容が書かれていて、当時それなりに話題になりました。

 内容は、「仮にも我が国の最高学府に通う若者が…情けない云々」。

 当時の大人の価値観では漫画は低俗で文学は崇高だったわけです。当然、文学界や主な作家たちも、自分自身の立場や権威の保身も含め、多かれ少なかれ

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翻訳歌詞

翻訳歌詞

 丸々、一日かかって、ようやく完成。

 創作ではなく、すでに出来ている作品の整理でしたが、ものすごい達成感❗️

 でも、ヘロヘロ🥴です。