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チェルノブイリ。

1月9日(火)2018

昨年、いただいたご縁で
元テキスタイルデザイナー、
今はご夫婦でアパレルショップを
開いている人。
着物の話になって、なんとなく
皆川明さんの名前を出したら、
もちろんご存知。
「帯をデザインされているよ」と話すと
「えええええっ」とすごく驚いていて
こちらも驚きました。

https://www.1101.com/tobichi/shimuramina2017/index.html


皆川さん、
志村さん(志村ふくみさんのお孫さん)、
そして糸井さんの三人のトークが
いろんな角度で着物について語られ、
面白くて
(気に入ると、いつもそうですが)
何度も視聴。

草木染の人間国宝・志村ふくみさんが
米寿のお祝いに、振袖をお召しになった話は、
意味も行為もすごみを感じました。
チェルノブイリという地名は、
「ニガヨモギ」を意味するそうで、
その「ニガヨモギ」は、昔から
土地を痩せさせてしまう嫌われ者の草々。
聖書には「呪われた植物」としても
登場するそう。
あえて、あの植物を使い、柔らかな緑色に
染めた振袖を作られた心意気に、、
爪の垢を煎じて飲みたいという
言葉を使いたくなります。
実際はイヤですけどね。苦笑

好き、には
それなりに突っ込んでみるものの、
どれもこれもが中途半端で、
どの道も半ばにすら届かない。
そんな自分がイヤでイヤで
たまらなかったし
もう諦めて放棄したものもありますし、
捨てたものをもう一度拾いにいくものも
なきにしもあらず。
こうした、すごすぎる人の
すごい話に触れると、
恥ずかしいと思うことすら、
恥ずかしくなるくらいです。

安心して、中途半端を続けられます。
押忍。
すごみのある道を歩む人の
背中を眺められることは幸せです。
和に親しんで運を開く。

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