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【書評】女性はいろんなものからエネルギーをもらえるって本当?『はじめてのカタカムナ』
少し前に、30代後半か40代前半くらいの男性の経営者さんとお話しする機会があって、なんでそんな話になったのかはもう覚えていないのだけど
「女性はいろいろなものからエネルギーをもらえるのだけれど、男性は女性からしかエネルギーをもらえないんですよ」
っていうお話を聞いたの。
その時は「じゃぁ女の方がお得だね!ラッキー♬」くらいに思っていたのだけれど、
このエネルギーの話が、日本に古来からある「サヌキとアワ」という考え方のことらしいと知ったので興味を持ち、初心者向けの本を読んでみたのでご紹介します♬
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サヌキというのは男性性なので、性質としてその音とおり「差を抜きたい」というものです。比較や競争をすることにより「俺はどこまでやれるのか」と力を試し、抜きんでたいわけですね。
それに対して、アワというのが女性性のことです。
心理学の分野でも、女性生徒は受容性出会ったり、包括する性質といわれます。アワというのは、先ほどのサヌキの質とは逆で、泡といえばシャボン玉か、子宮の卵膜のような透明なゴムボールのイメージです。
カタカムナでは、「アワは裏目に出ると自虐的になる」といわれます。どちらかといえば内向的で「自分なんて」と自己の価値を認めにくい傾向があるのかもしれません。
上下の違いは(サヌキを樹木の上側の幹や枝として、アワを下側の根っこだとしている)、根っこのほうは「自分で水と栄養を供給できる」ということです。生命力の違いはそこであり、女性性は自らエネルギーを取り入れることができるのです。
樹木に例えれば分かるように(1日に水を一滴ももらえないような状況は)、幹や枝葉にとっては「生きるか死ぬかの問題」です。ただアワの側である「根っこ」の女性性側は、そのことに自覚がないことが多いのです。
女性の方たちには、まずはとにかくできるだけ休養をとってぐっすり眠る、エネルギーを補給することや、自然や可愛い生き物に触れて「アースできる」状況を作るのも欠かせないことだと思います。
女性であれ男性であれ、アワの人たちは、これからの方向性が明確でない世の中では「イノチは、本質的に何を望んでいるか」を感知して、「自分たちはどんな世界がみたいのか」をまず、自分自身がはっきりと知ることが肝心になってくるでしょう。そしてアワにとっては努力が必要かもしれませんが、それを表現し、あきらめずに伝えていく時だと思います。
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私は生物学を学んできたこともあって、生物としての女性と社会で期待される女性には違いがあるし、今、生物としての女性がなおざりにされているなぁと感じているし、
現在の、サヌキのシステムにアワを組み込むような社会の形では男性も女性も幸せにはならないのではないかな?と思っています。
男女平等って、そもそも男性と女性の間にある違いを認めるところからスタートしないと実現しません。
その違いを、言葉から、昔から伝えられている「おばあちゃんの知恵」的なところから知るのも面白いなと、今回、この本を読んで感じました。
あと、家庭にしろビジネスにしろ、「男性」と「女性」が協力しあっていくことで大きくなるというか、成長があるのかなと思ったんですよね。
私は女子校育ちなこともあってか、女同士はもうたくさん、仕事の相談は男性にしたいな、と思っているのですが、もしかしたら、男女が一緒に何かやることのメリットを本能的に感じていたのかも知れません。
というわけで
✔︎ 異性とのコミュニケーションについて知りたい方
✔︎ どうも自分に自信がもてない女性の方
✔︎ 結婚生活や子育てのヒントが欲しい方
✔︎ ウンチクを語る話題が欲しい方
✔︎ 経営者さん
におすすめな1冊でした。
ではまた♬