柳宗悦に学んだこと
行ってきました。
民藝の100年
東京国立近代美術館
2021年10月26日~2022年2月13日
感じたことは、工芸や民藝を本気で突き詰めたかったら、それ以外のことを知らないと分からないということ。
デザインでもそうで、
人でもそうで、
器でもそうで、
それが美しいと思えるには、背景を理解できる、“知”が、
必要だということ。
モノを見るとき、
直下げ(じきげ)でみよ!というらしい。
思考、嗜好、慣習を介さず見る。
でも私は思った。
私の思考、嗜好、慣習を介さずに、見るには、
私の思考、嗜好、慣習を理解しなければならない。
だから、歴史学、心理学、言語学、宗教学など、
あらゆるものを学び、
それらを通じて私を理解しなければ、
本当の意味で、
モノを見る
ことは、できない。
明治時代から入る宗教観、
日本人が刷り込まれた歴史観、
人間の脆さが生む二元論、
自分を疑い、再構築して、
初めて直下げ、できるのだろう。
学びは終わらない。
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