瞑想の機械
「エレベーターは猿から出たんですよ、あなた。
このホテルは処女林なのです。
これらの真直ぐな壁は、近寄って平行に立っている木の幹です。
猿は絶えず攀じ上って、また下がりといったことを、
連がっている地から頂に、頂から地に
繰り返しているんです。
直接に幹に攀じ上ることはできないんです。
ええ出来ませんとも。
そこで、幹の高さに沿うて走っている蔓の助けをかりて
攀じ上るんです。
この、エレベーターが、あなたの猿が、
くっついている頑丈な網がそれですよ。」
こんにちは
いきなりなにを語りだしたかと思って驚かれたでしょう?
いつのもひよこ先生です。
以前お話しした
言葉の収集コレクションの中から、
少しづつご紹介していこうかと思いまして
記事を書いております。
活字離れがささやかれておりますが、
このnote内にいらっしゃる皆様は
読むのがお好きな方たちがお集まりだと思い
ひとときでも
読書に浸っていただけたら幸いです。
では、また。