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自分語り

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#日記

#9 「ホーム。」

勝手に離れたくせにふらっと戻ってこれる。
そういう我儘を許してくれる場所があるのは、ありがたいもんだと思う。

私は「環境が変わる」というイベントが生来わりと好きだったもので、
住居にしてもSNSにしても色々試してしばらくしたらまた次を探す、そんな事をよくやっている。
根無し草というべきか、浮気性というべきか。
熱しやすく冷めやすい、とも言うか。そういうやつだ。

この記事も「たまーに思い出してn

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#08  「道化師。」

#08 「道化師。」

いつだったかの秋ごろ、珍しく内省的な思いで一つの作品を制作した。
「道化師」というタイトルのミクストメディアアートである。
(トップ画参照)

もともと写真撮影が好きだった。iphoneでもデジ一でもフィルムでも。

この作品は「自分」を投影したものだった。
「自分」とはWaboku本人というより、もっと普遍的なものかもしれない。
自己が認識する自己とでも言うべきか。概念的な意味合いが強いように思

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#07 「希釈。」

わたくしWabokuは、改めて言うまでもないが「アニメーション作家」という肩書で仕事をさせてもらっている。
その職歴が今年ついに5年を数え、アニメーション制作を始めてから10年という節目を迎えることとなった。

大変喜ばしいことだと思う。
職業としてそもそも確立されていないも同然のアニメーション作家というジャンルで、こうして仕事を頂き、その仕事が次の仕事を呼び、
最近ではスタジオさんと協力してより

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#04 「探し物。」

#04 「探し物。」

旅行とは、大抵目的があって旅程があり、
つまり何がしたいか明確な意志をもって赴く事が一般的ではないかと思う。
私ことWabokuもご多分に漏れず、大概まず訪ねたい名所や催し物があり、それに合わせて日程を決め、宿を取り、観光をし、
ああ楽しかったねなどと余韻に浸りつつ帰京する。

そういう通例をもとに判断すると、今回は旅と呼べるのか曖昧なほど意識が希薄だ。

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