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ワーママへ。その働き方は本心ですか?

こんにちは!
保育園児2人を育てながら、フルタイム会社員をしている、もり なつ です。noteではワーママのインタビュー記事(本業とは無関係)や、共働きをしながら子育てをする中で考えたことをお話しています。


日常の中でワーママと話をしていると、できるだけ長く短時間勤務を取得したいと言う声をよく聞きます。私は、そのたびに「それ本心?」と思ってしまうのです。

先月も友人のワーママと会う機会がありました。彼女の会社は小学校卒業まで短時間勤務が取得できるそう。彼女は、家事や子供の習い事など考えてて、制度が使えるギリギリまで利用したいそうです。そして、体力・メンタルの消費をおさえるために、昇進昇格するより慣れている仕事をたんたんと続けたいということでした。


短い時間で働くことは、悪いことではないと思っています。私もトータル2年半、短時間勤務を取得した経験があります。

そもそも1日の所定労働時間が7〜8時間であること自体にも疑問を持っているんです。「フルタイム=6時間」の世の中にならないかな?なんて考えたり。


だけど、なんだか短時間勤務の話には違和感が。よくよく話を聞いてみると、その背景には夫の長時間労働や、生きる中で育った性別役割分業の意識があるなと思います。


とはいう私も、「妻はこうあるべき」「女性はこうあるべき」にすっと囚われてきたひとりです。
30歳を過ぎる頃まではその考え方が抜けなかったし、その考えに囚われていることすら気づきませんでした。
 
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私が転勤族の夫と結婚して会社を退職したとき、「退職が残念だな」と思う自分がいました。だけど当時は「転勤族=主婦」が当然の文化。転勤族の妻になったんだからしょうがない。バリバリ働くのは諦めて夫を支える、それが妻の役目なのだと納得しようと考えました。(結局は満足いかず、現在フルタイム正社員をしていますが)

1人目を出産したとき、男性が育休をとるなんて発想は日本にはなく、当然私だけが育休を取得。会社のキャリアが途切れてしまったように感じて、復職しても私の居場所は職場にあるのだろうか?と心配になりました。「夫は働き続けることができて羨ましい」とも思いました。だけど、私が女性なのだからしょうがないと思って過ごしました。


育休から復職したときには、短時間勤務を利用しました。夫は長時間労働。平日はすべての家事育児を私が負担するのが明らかだったからです。周りのワーママも復職時の標準装備のように、短時間勤務を選んでいたし、特段違和感もありませんでした。

結果、思ったよりも年収は下がり、チャレンジしてみたかった仕事はアサインされませんでした。

残念だったけど、これもしょうがないで片付けてきました。だれかが家庭内の労働を引き受けるとしたら、ママである私がやるしかない。私が子供を産むと決めて産んだんだから責任を持たなきゃと。
  
心の中では、モヤモヤしていたのに、自分でその心にふたをしていたのです。

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だけど、短時間勤務を2年続けたとき、プツンと何かが切れてしまう感覚がありました。夫の昇格が羨ましくなったり、両立をしているのは私だけなんじゃないか?と思ったり、毎日、時間を捻出するために昼食とお手洗いを我慢して勤務を続けることだったり、飲みに行くことが限りなくできなくなったり、そんな積み重ねです。

私は選んでいるようで選んでいない。
そう思ったんです。


そう気付いたら、自然にフルタイムで働こう。
と思うようになりました。


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子どものころ、親から「女の子が男の子より偏差値が高い学校に行ったり、稼いだりするのは可愛げがない」と言われてきました。

父ではなく母が、参観日や個人懇談に参加してくれるのを見て、私も親になったら子供の行事には私が行んだと思っていました。

私が風邪をひいたときに、仕事を休んで病院に連れて行ってくれたのはいつも母でした。


私の中で全て母親がやるのが前提だったんです。


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あなたの、その理想の働き方は本心ですか?

夫婦共に平等に働きたい理想に蓋をして、家事育児の負担がのしかかる現実を理由に、自分のキャリアを諦めていませんか。


もちろん、短時間勤務を否定しているのではありません。子供と長くいたいならそれでいい。夫婦が納得して決めたのであればそれでいい。

だけど、出産後のキャリアを考えるときに、夫不在で考えたり、こうあるべきにとらわれないで欲しいのです。

男性もそう。自分が稼がなきゃ、短時間勤務なんて論外、育休なんて…と思っているのは、本心ではなく世の中に思わされているのかもしれない。

私は男女関係なく、仕事も家庭もバランスよく、お互いにその時々に比率を変えながら柔軟に過ごせる世の中になってほしいと思っています。

世の中のジェンダーギャップはまだまだだけど、女性の意識も脱却が必要(もちろん男性も)。そうでない限りは、いつまでも変わらないと思うのです。

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