見出し画像

目標を立てたら手帳に書いておきたいこと。自分の中に上司の顔を持て。

「目標立てるのは得意!」でも「達成するのは苦手」という人いませんか?
正直に白状すると、僕も過去に心当たりがあります。
目標を立てて、事細かに設定するのは得意だけど、熱が冷めて「立てただけ状態」になってたという経験。

ビジネスパーソンにこそ手帳を!とこれまでの記事で書いてきましたが、この目標設定にこそ手帳は最高の相棒かつ上司になってくれます。
しかも、「理想の上司」になってくれちゃうんですから最高ですよね。
ん?「理想の上司?」と思った方。このあとでその話も書くのでご安心ください。

目標を立てる時に、絶対に気をつけておきたいことがあります。
それは、
1.客観的に判断できる目標であること(数値を入れる)。
2.「いつまでに」という期限を設定しておくこと。
3.他人に最終判断が委ねられるものではないこと。
の3つです。これが無い目標はもはや目標とは呼べません。
順番に説明していきます。

1.客観的に判断できる目標であること(数値が入っていると良いですね)。
目標設定は自動車やスマホのナビと同じで目標地点の設定と考えてください。

たとえば「東京タワー」に行きたいと決めたのに、あまりにふわっとした情報しか知らなければ、「東京方面に行く」くらいの目標になってしまいます。
抽象度がもっと高ければ「関東方面」、挙句の果てには「日本」という具合にぼやけてしまう可能性だってあります。

「あれ?東京タワーに行きたかったはずなのに、関東方面(でも全然違う方向)に向かおうとしていた」なんてことは、目標設定に置き換えてみると悲惨ですよね。
つまり、目標設定には「具体的な目標値(=目的地)」が必要なのです。

というわけで、良くない目標の例を書いてみます。
「今月は笑顔で過ごすことを心がける」
とても良い心がけです。周りにこんな人がいてくれたら、とそう思います。

一方で、それはどうやって判断するのかを考えてみてください。
「今月は笑顔で過ごすことを心がける」と定めておきながら、先週イライラが顔に出ていたのを思い出しました。他の日は笑顔だったけれど、これは達成でいいのかな…?と目標達成なのか未達なのか判断に迷ってしまいそうですね。

判断可能な具体的な目標値を入れてみるとすれば、
「自分が会社に到着したときに、出勤している人全員に笑顔で挨拶してから着席する」
「1日に3人以上の人に笑顔で話しかける」
これだったら、今日はできた or できなかったの判断ができそうですね。


2.「いつまでに」という期限を設定しておくこと。

さて、上の例では既に設定されていますが、目標を立てるうえで必ず期限も設定しておく必要があります。
それは、伸ばし伸ばしにならないために必要なのです。

例えばダイエットを目標としていたとしましょう。
「5kg痩せる」と目標を掲げてみました。
「早速明日から食事制限するぞ」と意気込んで見たものの、肝心の”明日”になってみると、疲れて帰宅したせいか、すごくお腹が空いて感じていました。

期限がなければ「ま、明日からで良いかー。」となってしまうかもしれません。
ところが定めた期限が2週間後だったらどうでしょう。
14日後には5kg落としていたい理由がある訳です。「今日食べて増えでもしたら、期限は同じなのにもっと大変な-5kg以上になってしまう…」と少し焦りが出てくるはずです。「食べた分、逆にもっと動かなければならない」と考え直せるかもしれません。

こんな風に期限は絶対に必要です。
ビジネスパーソンにおいては、仕事の場面でも「いつまでに終わるかわかんないけど、とりあえず頑張るつもりですー」みたいな期限設定できないですよね?
プライベートも仕事も、目標設定するうえでは絶対に「判断基準」と「期限」は設置してください。


3.他人に最終判断が委ねられるものではないこと。

これは、結構やってしまいがちな気がしているのですが、具体的な例と「なぜだめなのか」を説明していきます。

「他人に最終判断が委ねられる」ってどういうこと?と思うかもしれませんが、例えば「次の昇進会議で昇進の推薦をもらう」とかですね。
結局自分がいくら頑張っても、同僚がもっと頑張っていたり、上司が同僚のことを個人的に気に入っていて推薦してしまう場合は、この目標設定では何の意味もないです。

その代わりに設定したい目標としては、
「20件/月以上のペースで契約を成立させる」
この目標を立てるにあたって、例えば対象の同僚が「月に10〜15件の契約成立」するような人材だったとします。
相手は上司に気に入られているのを客観的にも感じます。
そこで、所属組織で一番重要視されている成果面で、コンスタントに同僚の成績を上回る目標を設定してみました。

このとき、最終的な腹づもりが「昇進の推薦をもらう」から来ていてもいいですが、単純に具体的な行動面に落としづらい目標を設定しないことがミソです。

同僚が上司に好かれていたとしても、もっと上の上司が「いや、契約件数でこれだけ圧倒的な件数差がついているんだから、客観的に見て彼を推薦すべきでは?」と言ってくれるかもしれません。
必要なのは「客観的な事実」というのは、ここでも変わりません。

そして、他人に判断を任せない判断基準を持つことで、振り返りがし易いです。最初の「昇進の推薦をもらう」だと「もらえなかった理由」がなぜなのかわからず、次の対策を立てづらくなるはずです。
判断基準が明確なら、「何が不足していたのか」などの課題を設定できるようになり、次のアクションにむすびつけやすくなるのです。

これまで3つの目標立てに必要なことを書いてきました。
さて、最初に話していた、皆さんにとっての「理想の上司」ってどんな上司でしょうか?

その具体的な話をする前に、まずあなたの理想の上司像を思い浮かべてください。それはどんな人物でしょうか?具体的な人が思い浮かぶなら、その人でもいいです。

その人は、自分の相談に対していつもどんな振る舞いをしてくれると思いますか?たとえば、今自分が持っている課題をその理想的な人物に話したらどんな反応が返ってくるでしょう。

その人に手帳を使ってコーチングしてもらいましょう。
この記事を読んでくださるような向上心のある方なら、きっと誰も「パワハラして権力を見せつけたい!」というような思考は持っていないはずです。

・まず自分の目標に対して、今回はどんな結果が得られたのか、手帳に書き込んでください。
・それは達成ですか?未達ですか?そこまで書いてください。

ここから理想の上司との面談を思い浮かべながら書いてください。
・達成、未達成に関わらず成果を得られた理由を書いてみてください。
・それに対して、自分はどう考えるか(次はどうすべきか)を書いてください。

ここまで書けたなら、手帳を通して理想の上司との面談ができている状態です。どんどん続けてください。
更に課題の内容や具合に合わせた手帳上の面談は進むはずです。

僕はこれはマネジメントの練習にもなると感じています。
実際に部下が相談してくれた場面にも活用できます。なぜなら普段の自分の中の理想の上司像があるからです。軸をしっかり定めた人はブレにくいです。

というわけで、今回は自分の夢・目標を手帳を活用して叶えていこうというお話でした。
サラッと書きますが、夢・目標は常に意識することが一番重要です。
デジタルで管理すると自分でわざわざ参照しにいかなければ埋もれやすいですが、紙媒体である手帳はふとしたタイミングでも目に入りやすいです。

目に触れてナンボ!夢・目標、ばちばちに意識して過ごしてください!
そこが第一歩ですね!

最後まで読んでくださってありがとうございます!
これからもビジネスパーソン向けの手帳活用術発信していきますので、フォローやコメント、スキいただけたら喜びます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?