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初めて納得した『理想の上司』のお話

RayArc(レイアーク)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!

今回は、フィードバックでいただいた「上司目線でのメンバーとの関わり方」の、アンサー記事です。

株式会社RayArcのオープン社内報として、取り組み・思いを社内外に発信!

しっくりこない毎年…からの、ほのかな納得

明治安田生命保険は1日、理想の上司として思い浮かぶ有名人の調査結果を発表した。男性はお笑い芸人の内村光良さん、女性は日本テレビアナウンサーの水卜麻美さんが、ともに6年連続で1位となった。

内村さんと水卜アナV6 理想の上司、親しみやすく
日本経済新聞|社会•調査

はい、よくお見かけする調査ですね! 白状すると、私個人は、あまりこの調査結果に共感したことがありません。毎年のことなので、なんでかなぁ、なんだかなぁ…とモヤモヤ。

なのですが、内村さんが初めてランクインした年には、調査結果全体ではなく、その一点にだけ「おおっ?」ほのかな共感を覚えました。

そう、それまでは毎年モヤモヤし通しだったのに、初めて納得した『理想の上司』。それがウッチャンです!

『いいチームをつくる』リーダー・ウッチャン

そんな私が、まあまあ最近買ったのが、コチラです。

ふだんあまり活字を読み慣れてない方でも、かなーり取っ付きやすい。
しかも実は、ピンポイントに大事なことが書かれています。オススメです!

明らかになったのが、内村氏が率いるチームは各メンバーが自発的に動き出し、伸びていくという特徴である。この自ずと動き出すチームという特徴を因数分解して、いいチームを作るリーダーの要素を言語化。そして、一般的な組織でも活用できるようにしたのが本書である。

ウッチャンは理想の上司、人を動かすリーダーの秘密
『チームが自ずと動き出す 内村光良リーダー論』
ダイヤモンド・オンライン(DOL)

帯の『裏側』に書かれた「イルカ」とは、なんだ?

この本、現在店頭に並んでいるものにもついているかは不明ですが、画像検索すればわかるように、わりと太めの帯がついています。

帯の表側には、黄色背景に赤の集中線。エネルギッシュな装飾。

ウッチャンはリアルに「理想の上司」だった!

と、力強く印刷されていました。

明らかに、あの調査で数年連続『理想の上司』とされていることを下敷きにしています。しかも暗黙的に、調査上の『理想の上司』とは、通常あくまでもイメージの域を出ないものだ、という共通認識をくすぐりに来ています。

ヤバイ! 思惑通りくすぐられてしまった!
しかも私にとっては、あの調査で唯一納得した『理想の上司』であるからして! ピンポイントに、帯の狙いに、いいようにズッキュンされてるぞ!

本はイイネ!

この時点で敗色濃厚というか(負けなのか?)、もうかなり購買欲をかきたてられた私。それにしても太い帯だなぁ…と裏返してみます。きっと、この本の『ウリ』がなにかしらの情熱で表現されているはず! 帯は裏を見よ!

勉強になります!

おお、ふむふむなるほど。たしかに。
そうそう、そうだよね! リーダーたるもの、真っ先にイルカの…、

ん?

…イルカ???

いるかいないか いないかいるか

…………「イルカ」ぁあああ!?

え? いや、なに? え? これイルカだよね?
真っ先に「イルカ」? え? なに、なに、ナニコレ!

はい、もう完全に思うつぼですね。
ゼッタイ、この反応を狙って最後に入れ込んでるんだろう。
でも思うつぼには、ハマっちゃいますよ、人間だもの!

少しネタバレすると、イルカは本書の、

20「ひとつ先」まで気遣いする

に登場します。詳細は…読みやすい本なので、読んでみてください!

なぜ、『理想の上司』に納得したのか?

2000年~2005年頃、テレビ朝日系列で「内村プロデュース」(略して内P)という番組がありました。お笑い好きな一視聴者として、ゲラゲラ楽しんでいましたが、同時に、なにかココロ惹かれるポイントがありました。

番組の端々から、内村さんの、

  • 後輩芸人さんに機会を与え

  • (もしかしたら、まだご本人も気づいていない)魅力を引きだそうとする

ヤサシサ? タマシイ? ちょうどよい言葉が浮かびませんが…。そうした「育成道」ともいうべき芯を感じていたのです。

のびのび、挑戦だー!

「今日のレッド」とか、回を重ねるごとにじわじわ来たりして。「もしスベっても、内村さんがなんとかしてくれる」と、安心してのびのび挑戦する雰囲気が、視聴者にも自然と伝わってきていたのだろうな、と思います。

本書では、内村氏の放つ「安心感」が終始貫かれていた。メンバーを緊張させない安心感、失敗しても最後は結果ごと背負ってくれる安心感だ。この心遣いや心構えは、組織の大小や業種のいかんを問わず、頼れるリーダーの条件と言える。

ウッチャンは理想の上司、人を動かすリーダーの秘密
『チームが自ずと動き出す 内村光良リーダー論』
ダイヤモンド・オンライン(DOL)

『猫の恩返し』ならぬ、『猫男爵の恩送り』

最近日本テレビ系列で大人気の「有吉の壁」を見ていると「有吉さんは、『内P』時代に内村さんにしてもらったことを、後輩に『恩送り』するために、この番組をやっているのかな?」と、勝手に感じることがあります。

さしてディープでもない私が感じるなら、絶対そう思っている人がたくさんいると思って、検索窓に「内村プロデュース」と打ち込むと、案の定予測変換に「内村プロデュース 有吉の壁」と出てきます。それ見たことか!

予測変換には「似てる」「パクリ」みたいな、ネガティブな内容かな? と感じるワードも出てきて。もちろん感じ方は人それぞれと思うものの、私は前述のとおり、どちらかというと『恩送り』を感じます。

フラットな『恩送り』が響き合い、交差するチームを

自分の事業を軌道に乗せた起業家は、そのノウハウや資金を別の起業家の応援に回す。鈴木副社長はこれを「恩返し」ではなく「恩送り」と表現する。

世界の社会課題を解消 「恩送り」で事業拡大
ボーダレス・ジャパン 鈴木雅剛副社長 前編
(日経STARTUP X)|日本経済新聞|スタートアップ

このように、リーダー、上司とメンバーという関係に限らない『恩送り』。

恩送り』の意味することは、昔からそれこそ上司と部下、先輩と後輩という関係を語る中でよく言われてきたことではあります。ただ、そこには言外に「上から受けた恩を、下に送る」という一方通行の響きが感じられて、本質的にはステキな考え方だと思いつつ、漠然と、もやっとしておりました。

これからのリーダーに必要とされることは「自分が、メンバーに恩を送る」だけにはとどまらないでしょう。むしろ、メンバー同士が隔てなくフラットに、相互に恩を送り合う。そんなチームをつくることなのです。

指導者としての森保監督は「黙って俺の言うとおりにやれ」と圧力をかけるタイプではない。どんな選手にもフラットに接し、選手との信頼関係をすごく大事にする。選手の話によく耳を傾け、コーチの助けも借りながらフォローし、サポートする。こまめに欧州を視察し、所属先のクラブ関係者とのコミュニケーションも怠らない。代表の大半を欧州組が占める今、こういう丁寧な手法は時代にマッチしているようにも感じる。

森保一監督の見事なマネジメント 土俵際からW杯出場へ
日本経済新聞|勝利のメンタリティー(山本昌邦)

まとめ

  • 機会を与え、魅力を引き出すウッチャンの『育成道』

  • …からの、『猫男爵の恩送り』そこから浮かび上がるものは…

  • フラットな『恩送り』が響き合い、交差するチームをつくるリーダー

あれ? 対になる記事と、どことなくカラーが違う気もする。
気のせいでしょうか…。そんなことはない…かな?

というか、このまとめだけ見て、伝わるだろうか。(まとめとは)

よきかな、よきかな

最初はうっすらと、リーダーシップとマネジメントの違いについて書こうかなと考えていました。

ぜんっぜん、そうなりませんでした。
ま、これも人生です。

(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)


さあ、ワクワクしようぜ!

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