【ジョアン・ハリファックス】コンパッションとは相手と共に「いる」、相手のために「いる」こと
今年のオリンピックで印象的だったシーンの一つは、 女子体操界をその実力で牽引してきたシモーン・バイルス選手が、自身の「心の健康」を理由に、体操女子団体の競技を途中棄権したこと、そして、その後の個人総合も棄権をしたことです。
バイルス選手は、2016年リオ五輪で金メダル4語と銅メダル1個を獲得するなど、これまで五輪と世界選手権で計30個のメダルを獲得してきており、東京オリンピックで4度表彰台に上がれば、男女を通じ、体操選手として史上最多の世界大会のメダルを獲得できるという記録もかかっていました。
そうした偉業がかかっているにもかかわらず、彼女の棄権表明には、アメリカのメディアなどは、「彼女の決断を支持する。自分のウェルビーイングを優先するという勇気を称賛する。」といった論調で支持しました。
同様に、東京オリンピック前に行われたテニスの全仏オープンで、大坂なおみ選手が自身のメンタルヘルスを理由に途中棄権をした時も同様な指示が表明されていました。
プロアスリートが自身のメンタルヘルスを優先し、試合を欠場すること、それを勇気ある行動として讃えるといった現象は、この1、2年前には、見られなかったことでしょう。
セルフコンパッションとコンパッション
まさに、セルフコンパッションとコンパッションを大切にする、というこれまでWisdom2.0が発信をしてきたことでもあります。
こうした現象の根底には、今年もW2Jに登壇いただくジョアン・ハリファクス博士の功績は小さくないと考えています。
彼女自らは公言されていませんが、ハリファクス博士は、ハフィントンポストの創業者:アリアナ・ハフィントンやTEDトークでも有名な研究者のブレネ・ブラウンらのメンター的存在としても知られています。
ハリファクス博士が長年テーマとされ、学術的に研究されてきた「コンパッション」が少しづつ社会に浸透し、大きなパワーとして社会を変える力になっているのだと感じています。
彼女の最新著書「コンパッション」が世界でベストセラーになり、日本でも読書会のテーマとして採用されています。
これからの時代にまさに必要となってくる「コンパッション」の力について、改めてハリファクス博士からの学びを得る機会を楽しみにしたいと思います。
ジョアン・ハリファックス - Joan Halifax -
社会参画型仏教の旗手。禅僧・社会活動家・文化人類学者。
世界のトップリーダーのメンターであり、被災地・刑務所・緩和医療など、最も困窮した現場で生きる叡智とリーダーシップを体現する存在。UPAYA禅センター主管。
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デザイン / 編集:Hidekuni Yano
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