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100年時代をどう行動するか?|【LIFE SHIFT2】
どーも!
わーさんです!
日曜日ですので、#2021年に読んだ本の紹介 をしていきます。
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『LIFE SHIFT2: 100年時代の行動戦略』
アンドリュー・スコット
リンダ・グラットン
著者
アンドリュー・スコット (Andrew J. Scott)
・ロンドン・ビジネススクール経済学教授
・ロンドン・ビジネス・スクール経済学教授、スタンフォード大学ロンジェビティ(長寿)センター・コンサルティング・スカラー。ハーバード大学とオックスフォード大学にも籍を置いていた。
・彼の研究や著作、教育は複数の賞を受賞しており、私たちの世界を再構築するような深層変化と、個人や社会のさらなる繁栄にとって必要な行動について、世界に向けて情報を発信している。さまざまな企業や政府機関の役員、顧問も務める。
・ロンジェビティ・フォーラム共同設立者であり、英国予算責任局のアドバイザリーボードと英国内閣府の栄誉委員会のメンバーも務める。
・邦訳された著書に『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』(リンダ・グラットンとノ共著)がある。
リンダ・グラットン (Lynda Gratton)
・ロンドン・ビジネススクール経営学教授
・ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授。2015年に同校の卓越教育賞(Excellence in Teaching Award)を受賞。彼女の担当する講座「フューチャー・オブ・ワーク」は高い評価を得ている。
・世界経済フォーラムの「新しい教育と仕事のアジェンダに関する評議会」の責任者を務めており、同フォーラムのダボス会議にも2013年から参加している。世界で最も権威ある経営思想家ランキングであるThinkers50では、世界のビジネス思想家トップ15にランクインしており、2018年には安倍晋三元首相から「人生100年時代構想会議」のメンバーに任命された。
・彼女の著作は20を超える言語に翻訳されており、『ワーク・シフト』や、アンドリュー・スコットとの共著『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』は日本でベストセラーとなった。
引用元:Amazon
本書の概要
・人生100年時代の生き方を知ることができる
・世代に合わせた考えを取り込んでいる
今回は、私が読んで良かったと思う点を、3つ紹介していきます。
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■複利の魔法を身につける
複利のイメージとしては「投資」があると思います。
年利4%で20代のうちに投資した時と、50代になってから投資したのであれば、明らかにその投資に対する複利が大きく異なってきます。
そのことから、若いうちから投資を始めることも大切です。
ただ、若いうちは生活するだけでも大変で、投資にお金を回すことができないと感じている人もいると思います。
そのため、お金に関する投資ではなく、「知識に対する投資」をすることが大事だと私は読んでいて感じました。
知識や経験に対しても、若いうちから少しずつの積み重ねによって、大きな成果を発揮することにつながってきます。
時代の流れが早いように感じる世の中において、簡単に成果を得ることでなければ勝ち抜いていけないように感じるかもしれませんが、その早く成果を出せる部分でいつまで勝ち残っていけるのかもわからないです。
それなら、どのようなことを身につけておけば、安定した土台を作れるのかを考えて知識を身につけておいた方が、個人的にはいいのかと思っています。
その時に大切になってくるのが、「複利の力」です。
小さな積み重ねが大きな力をもたらしてくれることに期待して、今が一番若いのですから、少しずつ積み重ねるようにしていけば、気がついた時には大きな力を発揮することができていると思っています。
■「ありうる自己像」を書き出す
本書では「ありうる自己像」ということがキーワードになっています。
自分の未来において、あり得そうなことを想像して、自分がどのような選択をしていけばいいのかを考えておく必要があります。
「ありうる自己像」を検討する上で2つの点が基準になってきます
・自分がいだいている基本的な前提の再検討
・時間配分の検討
この2つが重要になってきます。
「基本的な前提の再検討」においては、時代の流れによって、私たちがいだいてきた考えや価値観が大きく変化することが予想されます。
そのことを前提に考えておく必要があるということです。
そのため、自分のキャリアや見ている視野が狭くなっていないかなどの判断を改めてする必要もあるのです。
「時間配分の検討」においては、自分が時間をどのように使いたいのかを検討することになってきます。
お金を稼ぐために仕事をしたいのか、それとも家族との時間を重要と考えて仕事の時間を減らしたいと思っているのか。
その人のライフスタイルによって大きく異なってきますが、この部分を検討しなければ、いつまでも自分の生活スタイルは変化していきません。
資産は必要以上に稼いでいるのに、仕事やめることができなければ、それだけ家族との時間はなくなってしまいます。
どの姿をあなたが望んでいるのかを考えるためにも、時間配分の検討をすることによって、自分が描いている理想の姿が見えてくると考えています。
■未来に向けて前進する
本書では、これからの時代を生きていく上で、5つの行動をすることについて述べています。
・先手を打つ
・将来を見据える
・「ありうる自己像」を意識する
・可変性と再帰性を意識する
・移行を受け入れる
先手を打って、大きな変化が起きる前に行動をしておく。そのようにして将来を見据えながら、複利の魔法を信じる。
そして、「ありゆる自己像」を想像しながら、自分が理想と描いていう姿になれているのかを、何度も検討する。
自分が今やっていることは、将来の自分に返ってきます。そのことを考えた時に、自分がその時にやるべきことの可能性をいろんなところに広げることも大切になってきます。全てが一本道ではないので、どこに変化する道が隠されているのかもわかりません。
それを感じれるようにしておく。そして、その道に入れるような意識を持っておくことも大切です。
そのようにして、どんな変化に対しても移行することができる気持ちを持っておくことによって、これからの時代の波に乗っていけるのだと思います。
正直、どんな波が待ち構えているからはわかりませんが、自分の中で、変化のタイミングだと思った時にすぐに行動を切り替える意識があれば、どんな変化にも対応することができると思っています。
まとめ
今回は『LIFE SHIFT2』を紹介しました。
前作では、これからの生き方は3つのステージではなく、それ以上のステージによって、自分の人生を設計していかないといけないものでした。
本書では、その点を踏まえて、各年齢層の人がこれから先の人生をどのように過ごしていけばいいのかを世代の考え方と、データを使いながら紹介してくれています。
特に、20代の人たちは、自身が何度か転職する状況になることが考えられたり、40代以上で、AI技術によって変わりそうな職についている人であれば、「私はそのうち仕事を失う可能性がある」ということが、なんとなくわかってくることだと思います。
そのような時代がくることが想像される未来の中で、それを絶望として考えるのか、希望として考えるのかでは大きな違いだと私は思っています。
もちろん、今この状況を知ることができたことに希望を感じて、そのような未来が来たとしても、すぐに動けるように今のうちから、新しい人生設計をしてみることなど、できることは数多くあるはずです。
そのような、小さな積み重ねによって人生は大きく変わっていきます。
それは、どんな時代でも使える要素だと私は思っています。
そのため、自分の年代は今からどんな動きが必要なのかを知る上でも、本書を手にとって、感じてほしいと思います。
前書と合わせて読むことによって、よりこれからの生き方について見えてくることだと思いますので、併せて紹介しておきたいと思います。
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