【No.1413】素晴らしき マイ ワイフ
朝から年長さんのウチの娘ちゃんが、大爆発でした。
朝、暑くて目が覚めちゃったようです。前日は幼稚園で1番のお友達と水族館で、興奮して寝れず夜更かししてしまい、まだ疲れていたのに、暑くて寝れない。しかもお母さんが先に起きてしまって隣にいない。
そんなところが原因で、朝からフニフニ、シクシク。お母さんが駆けつけてもおさまらず、エンエン、ギャーギャーと声が強まっていきます。
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隣で寝ていた僕は、その泣き声に起こされます。
子供の泣き声って、甲高くて不快に感じることがありますね。特にそれで起こされたとあっては、僕の短気さもダメですが、僕も不機嫌になります。朝は気持ち良く起きたいのに。
最初は我慢していますが、10分15分と娘のギャーギャーが続くので、僕も応戦します。すると僕に怒られて、さらにギャーギャーが増します。
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火に油を注いだ形でエンエン、ギャーギャー。そして、勢い余ったのか、お漏らしをしてしまいます。フローリングの上の、溜まっている上で、さらにギャーギャーと、手足をバタバタさせるので、飛び散って悲惨なことに。すごい1日のスタートになりました。
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そのころ僕のワイフは、笑っています。「ワハハ、大変だねー」「お漏らししちゃったね、びちゃびちゃだねー」などなど。
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本当は笑ってないですよ。セリフだけ楽しそうなこと言っていますが、イライラしているのが明らかな声です。
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朝のひと悶着を終えて、妻と二人で話します。「私が怒っても、なんにもならないって、この5年で学んだからね」とのこと、
ひとは笑っている時に怒れないといいますが、
妻はどれだけイライラしても、楽しそうな声がけをすることで、なんとか自分の怒りを抑え込んで、感情をコントロールしているのだそうです。
エラすぎる。マイ ワイフ。
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僕だって知っていますよ。
怒りのままに振舞って、相手を屈服させられたとしても、何にもならないことを。
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気持ちいいのは、自分だけでかつ、その場限りです。
怒りで相手を屈服させても、相手が変わる可能性は低いうえに、
怒りをぶつけてしまったことに後で後悔する場合すらありますね。
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ディズニー&ピクサーの「インサイド・ヘッド」というアニメーション映画があります。タイトルは「頭の内側」という意味で、ストーリーは登場人物よりも、登場人物たちの頭の中にある「感情」を擬人化したキャラクターたちです。
言葉遣いの悪い娘を、お父さんが叱ったシーンが印象的でした。叱られた娘は怒って部屋に戻るのですが、お父さんの頭の中の「感情たち」は「父の威厳を示したぞ」と喜んでいます。それを見たお母さんの頭の「感情たち」は「この人だめだ」と呆れています。
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今朝の僕の頭のなかの「感情たち」も、父の威厳を示したと喜んでいたのでしょうか。
今振り返ってみても、威厳とは考えていなかったと思いますが、具体的に何を考えていたかはさておき、
叱って気持ちよくなる父と、
叱られて怒る娘と、
叱っている様子をみて呆れている母
という3人の図が、なんとも印象的です。
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ここのところ僕は「勉強のしかた」というところアンテナを立てて文章を投稿していますが、勉強には感情のコントロールも重要だなと思いつつ
今日も1日「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」「あらかじめ○○していたら、あとで楽になる」という言葉を胸に、結果の有無に関わらず、邁進してまいります!
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