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【No. 1065】現代は時間の奪い合いなのかもしれません

『Time』という映画がありまして、お金の代わりに時間が貨幣になった世界でのお話ですが、現代社会では、いよいよ時間をどう使うかが、成功への道を切り開く鍵となりそうです。

仕事術の本をみていると「時間泥棒」なる用語が散見されます。これは、何かと理由をつけてあなたの貴重な時間を奪い去る人々を指す言葉です。無駄な会議に誘われたり、不要な休憩や飲み会に引っ張られたり。そんな「時間泥棒」ともいうべき人がいるから、まずは認識して、気をつけよう。そして、時間泥棒から身を守ろうねと書かれています。

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会社の資源とは「人、物、金、情報」と言われますが、個人においてもこれは変わりません。ただ、その中でも特に意識に乗りやすいのが「時間」と「金」です。一般的にお金の方が話題に乗りやすいですが、時間と金では、時間の方が希少性が高いです。増やそうと思えば増やせるお金とは違い、時間は一度失ったら取り戻せません。

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AIDMA(アイドマ)やら、AISAS・AISCEAS・AIDCASやら進化系がいろいろありますが、最初は同じ、Attention(注目、商品やサービスについて知る)とInterest(興味を持つ)です。

なににおいても、愛がないと始まらないですね。あい…。AI…。AとIがないと…

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現代では、人々の注意・注目(アテンション)をいかに集めるかが重要です。SNSやゲームが人々の時間を奪っていますが、この現象はビジネスにおいても同様です。サービスを提供するには、あえて強い言い方をすれば、まず人の時間を"奪う"必要があります。

問題は、時間の価値が直感的に理解しづらいという点です。お金は数字として表せ、ある金額が何と交換できるのかが体感しやすいですが、時間は物理的に交換できないので、分かりづらいです。

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何かを達成したいと思うならば、時間を何とかして作っていかないといけません。

そのために「お金持ちは、お金で時間を買う」というようなことが言われます。お金を払って人にお願いしたり人を雇ったりすることで、自分の時間を確保するという意味のようです。

逆に、会社勤めや労働ベースの個人事業のように「時間でお金を買う」状態ではお金持ちにはなれないと言われます。それは時給であろうが月給であろうが年俸であろうが一緒で、自分の時間を誰かに買ってもらっているわけですね。極端な言い方をすれば、やっぱり「奪われている」わけですね。

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それを解消しようと、勉強のために読書やセミナーに励むことも重要ですが、その人達が提供するモノやサービス・広告に、Attentionを奪われているという意識も同時に必要です。

というか、そもそも、スマホやお酒などに時間を奪われていないでしょうか。

つまり、だれかが作った商品やサービスをつかうということは、人にAttentionや時間を奪われていることになります。

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結局のところ、何が言いたいのかと言えば、

あなたはいつまで人に時間を奪われるんですか?ということ。

まずは、自分の時間を守る「防衛ライン」を構築することが重要です。上司や同僚、スマホやSNSやお酒などの時間泥棒から身を守る術を身につけるひつようがあります。

そして、できれば何かモノやサービスを提供し、他人の時間を「もらう」側に立つべきです。独立しろという意味ではなく、会社員であっても、リーダーシップを発揮して、大小関わらず自ら新しいプロジェクトを考案し、チームや仲間を巻き込んで行動することも「時間をもらう」ということになりそうです。

24時間という誰もが平等に与えられている時間を、どれくらいが完全に自分のもので、どのくらいが人に侵食されているのか、計測するところから始めてみよう。

最近では「タイムログ」というようですが、時間の家計簿をつけられるアプリがあります。目標時間も設定でき、KPI管理も可能なので、自分の使いやすいものから探してみるとよいかもしれません。

■■今日の教訓(ポイント)■■

「時間泥棒」の存在を認識しよう。

それはスマホや無駄な会議などはもとより
自分としては重要だと思っていること(勉強や家族との時間)なども含まれることがある。

自分の時間が、どのくらい奪われているのか意識し、
そのうえで、何にどのくらい時間を使うか考えよう。

■■以上■■

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