AKIsan

台湾在住。生ビールと美味しいものが大好きなセミベジタリアン。 中国語と日本語を生業とし…

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台湾在住。生ビールと美味しいものが大好きなセミベジタリアン。 中国語と日本語を生業としています。 根留臺灣的日本人,愛飲生啤酒的半素食主義者。 靠中文及日文糊口。

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  • AKIsanの使って覚える中国語。

    中国語の怪談話をベースに、「単語」+「造句(作文)」でご紹介。更新情報はまぐまぐ(ID: 0001395930)、Twitter(ID: @taiwannokoto)でも配信中。

最近の記事

不親切な日本人

外国人の友人と話していると、「日本人は親切だ」という人と「日本人は不親切だ」という人とに分かれる。 海外に住んでいる日本人として思い当たる節はある。 台湾では電車やバスで若者が席を譲る光景をしょっちゅう目にする。 とても素敵なことだと思ったのですぐ真似をした。 子供を産んでからは私が譲られる対象になった。 当時はスリングを愛用していて、どこに行くんでも抱っこだった。 赤ちゃん連れで日本に帰省したときのこと。 母と一緒に、このときもやはりスリングで外出した。 電車で移動中に

    • この猫達のおかげ

      昨年12月、我が家に猫がやってきた。 友人の友人からの依頼で、二匹を一年間預かることになった。 二匹とも成猫で、トイレや爪とぎ、タオル類なんかも一緒に託してくれた。買い置きのキャットフードと猫砂も一緒にもらったので、ほとんど何も準備しないで済んだ。 我が家が事前に準備したのは、床置きしていた雑多なものを断捨離したことと動線をよくしたこと、ゴミ箱を撤去したことくらいだ。ビニールを噛み噛みする感覚が大好きで、そのまま誤飲するらしく、蓋付きゴミ箱以外は使わない方がいいとアドバイスを

      • 【中国語怪談話】大仁館/綜合ビル、社管ビル

        今回ご紹介する中国語怪談は、文化大學にまつわるお話と、中興大學にまつわるお話の二本立てです。 有料期間中の金額設定は、ビール好きな私にちなんで台湾ビール18天1本分相当(現地価格)にしてみました。気に入っていただけましたら私にビールをご馳走してください^^ ***** 本文『文化大學–大仁館』 文大的「鬼電梯」位在八卦造型的大仁館中,鬧鬼事件頻傳,傳言中電梯[1]會自己開開關關,半夜2~4點會在二樓停下,[2]毫無原因的打開門。[3]假如有人單獨搭電梯,空間會越來越擁擠

        • 台湾産パイナップル

          パイナップルは筋っぽい食感と、酸っぱいのに甘い味が好きじゃなかった。 記憶にあるのはいわゆる缶詰の味だ。 台湾で初めて生のパイナップルを食べた時も、あまり期待はしていなかったのだけれど、自然の甘みと芳醇さに今までの概念を覆された。 今は品種改良が進んで、筋っぽい感じも無くなったし、芯の部分も食べられるようになっている。 パイナップルは漢字では「鳳梨」。 「旺來(栄える)」という中国語の台湾語読みと同じ発音で、とても縁起がいいとされている。お供え物として置かれることも多い。

        不親切な日本人

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        • AKIsanの使って覚える中国語。
          8本

        記事

          【中国語怪談話】人文社會學院、宿舍連接門/自強男宿

          今回ご紹介する中国語怪談は、清華大學にまつわるお話と政治大學にまつわるお話です。 ***** 本文『清華大學–人文社會學院、宿舍連接門』 清大的後山早期曾是新竹第一公墓,民國73年人文社會學院興建於該地。[1]學校也證實,當初在興建人社院時確實[2]挖掘出許多墓碑、骨頭及文物。傳說在大樓下面,埋有很多小孩的屍體,為了安撫祂們,[3]擺設遊樂器材,建造一座小小的「兒童樂園」,半夜經過的學生總會聽到該地傳來孩童的嬉鬧笑聲。 另一個有名的靈異話題是「陰陽門」,據說原先仁齋宿舍與

          【中国語怪談話】人文社會學院、宿舍連接門/自強男宿

          マナーよりも美味しい食べ方にこだわりたい

          中華料理にはマナーがある。 回転テーブルは時計回りに回す、骨や殻を乗せた小皿は下げやすい位置に置いておくなどなど。 というのを、何気なくネットで調べ物をしていたときに発見した。 台湾のレストランで台湾人と食事をしていて、そういうマナーを気にしている人を見たことがない。 回転テーブルは食べたい料理を目指してどっち方向でも回すし、骨や殻はテーブルの上に吐き出すし、なんだったら空いた大皿を下げてもらうときにそれらをまとめて乗せちゃうし。 オーダーの方法だって特に決まりがあるわけじゃ

          マナーよりも美味しい食べ方にこだわりたい

          りんごの皮剥き大考察

          私はりんごは等分に切り分けてから皮を剥く派だ。 ある年の中秋節のBBQに、それぞれ食べたいものを持参して友人宅にお邪魔した。 お腹もくちくなった頃、ぼちぼち片付け始めようかと汚れた皿を流しに持って行くと、友人のお母さんがりんごを剥いていた。 ピーラーを使ってりんごを丸裸にし、手のひらに少し塩をとると両手で馴染ませ、「変色しちゃうからね〜」と丸裸のりんごを撫で回した。そうしてまな板の上で等分に切り、皿に盛って共したのだった。 もちろん私も美味しく頂いた。 ほんのりと塩味がした

          りんごの皮剥き大考察

          【中国語怪談話】醉月湖/女鬼橋

          今回ご紹介する中国語怪談は、台灣大學にまつわるお話と東海大學にまつわるお話の二本立てです。 『学園七不思議』のようなお話はどこの国にもあるものですね...... ***** 解説パートで本文太字箇所の解説と、実際に即した言い回しや応用文を紹介します。 有料設定にしてありますが、二週間毎に無料解放していきます。 (分割配信の体裁をとっています) 最終的に全てのパートが無料で閲覧できます。気長にお楽しみください。 ***** 本文『台灣大學–醉月湖』 傳說過去有一位學姊

          【中国語怪談話】醉月湖/女鬼橋

          物乞いをする人/「普通とは」を考える

          もう10年程前の話だ。 基隆の夜市に遊びに行ったときのこと。身体障害を持つ男性が物乞いをしていた。 夜市や縁日などの人が集まるところには、日本ではほとんど見なくなった物乞いがいることがある。 くだんの男性は年齢30歳手前くらい。足が不自由なようで自作と思われるキャスター付きの小さな台車に乗っていた。 滑舌がはっきりせず、何を言っているのか聞き取れないけれど、彼の前に置かれた小鉢が全てを物語っている。 何かをしきりに話していたのだが、急に黙ったかと思うと、袋からペットボトル

          物乞いをする人/「普通とは」を考える

          【中国語怪談話】過去記事13作

          メルマガでご紹介した過去記事を紹介します。短編含め13作の中国語原文&日本語訳、一挙公開です。 ***** 1)叔叔......你一直背著她不重嗎? 「おじさん......その人ずっと背負ってるけど、重くない......?」 ※......誰が視えてるの? 2)你的密碼太容易猜了,我幫你改好了。 「スマホのパスワード簡単すぎだよ〜!変えといたげたからね。」 ※勝手にスマホ操作されてるし、勝手に強化されてるし...... 3)Lucky!路上撿到紅包! 「ラッキー!紅包

          【中国語怪談話】過去記事13作

          秋の雨と夏の虫

          「アリ」と言えば夏。 というイメージは、やっぱりイソップ物語の影響を受けているのだろう。 季語としての扱いはどうだろうと調べてみたら、「三夏(さんか)」とあった。旧暦4月、5月、6月を指すのだそうだ。 語学学校では「アリは秋の到来を告げるもの」だと教わった。 もちろんアリは年中見かけるけれど、秋口には活動が活発になる傾向が強いように感じる。 つーか、積極さが全然違う。 数年前に住んでいたマンションの部屋は12階建の12階。 当時のブログには 「大雨が降ってしばらくアリを見

          秋の雨と夏の虫

          台湾とコロナと仏教の話

          台湾から帰国した日本人にコロナ陽性反応が出た。というニュースが単発的に報道される。私が調べた限りではこんな感じだ。   20代女性:6月20日、日本到着時のPCR検査で陽性反応   30代男性:8月1日、日本到着時のPCR検査で陽性反応   50代男性:9月14日、日本到着時のPCR検査で陽性反応 このうち、9月に帰国した男性の続報を発見した。 9月20日、21日の追加検査で陰性だったようだ。記事には「該当の男性が自主的に連絡してきた」とある。 (衛生福利部疾病管制署:h

          台湾とコロナと仏教の話

          【中国語怪談話】夢中情人

          今回ご紹介する中国語怪談は『夢中情人』です。 夢の中にいつも現れるあの人はいったい誰...... ***** 解説パートで本文太字箇所の解説と、実際に即した言い回しや応用文を紹介します。 有料設定にしてありますが、二週間毎に無料解放していきます。 (分割配信の体裁をとっています) 最終的に全てのパートが無料で閲覧できます。気長にお楽しみください。 ***** 本文『夢中情人』 寧最近總是[1]夢見同一個夢,夢裡一個男人對她說:“妳來嘛,[2]妳來找我嘛,我等妳……”

          【中国語怪談話】夢中情人

          旧暦七月「鬼月」の禁忌のこと

          旧暦七月一日に「鬼門」と呼ばれる、この世とあの世を隔てる門が開きます。 そして鬼門が閉まる七月末日まで、ご先祖さまを含む亡者達が娑婆へ繰り出してくるとされています。 「縁も所縁もある方達だから」と、台湾では「好兄弟」と呼んでお供え物を供えます。 この時期に台湾へいらしたことがある方は、道端に広げられた会議テーブルの上にお菓子や果物が所狭しと並べられているのを見たことがあることでしょう。 ***** 好兄弟が徘徊している鬼月の1ヶ月間は、鬼月ならではの禁忌があります。 1

          旧暦七月「鬼月」の禁忌のこと

          李登輝前總統と景美人權文化園區の話

          私が 景美人權文化園區 に訪れたのはもう9年も前。 戦後の混沌としていた時代に、白色テロと呼ばれる行為があり、政治犯や犯罪軍人として捉えられた人達を看守していた場所で、交通の便がよくないそこは、川べりということもあって、常にジメジメとしていて、衛生的にもかなり芳しくない環境だったことが資料として残っている。 景美人權文化園區が制定されたのが2002年。ちょうど陳水扁先生が総統職に就かれていたときだ。 2008年の政権交代で、この園区もつぶされるかもしれないという噂があったが

          李登輝前總統と景美人權文化園區の話

          【中国語怪談話】沒人和我搶了

          今回ご紹介する中国語怪談は『沒人和我搶了』です。 最終バスを待つ男の身に降りかかった恐怖とは...... ***** 解説パートで本文太字箇所の解説と、実際に即した言い回しや応用文を紹介しています。 ***** 元々メルマガで配信していたコンテンツですが、それをそのままnoteに記載するとどうにもしっくりこない……ということで、一括掲載して、解説パートと翻訳パート部分を有料設定にすることで、本来行っていた分割配信と同じ体裁をとることにしました。 有料設定にしてはありま

          【中国語怪談話】沒人和我搶了