秋の雨と夏の虫
「アリ」と言えば夏。
というイメージは、やっぱりイソップ物語の影響を受けているのだろう。
季語としての扱いはどうだろうと調べてみたら、「三夏(さんか)」とあった。旧暦4月、5月、6月を指すのだそうだ。
語学学校では「アリは秋の到来を告げるもの」だと教わった。
もちろんアリは年中見かけるけれど、秋口には活動が活発になる傾向が強いように感じる。
つーか、積極さが全然違う。
数年前に住んでいたマンションの部屋は12階建の12階。
当時のブログには
「大雨が降ってしばらくアリを見ない日が続いてほっとしていたが、
キッチンの砂糖入れに+*&^%$#@!!」
というようなことが書いてあった。
この経験から「砂糖入れに輪ゴムをかけておけば、アリは臭いを嫌って近づかない」説は信じなくなった。
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蚊に刺されやすくなるのもやっぱり秋口だ。
人間がバテるほど暑いときは蚊も少ない。蚊取りグッズはむしろ秋口から冬にかけて活躍する。
子供達が小さい頃、我が家では蚊帳を重用していた。
3Mのフックで天井から吊り下げて、裾をベッドとマットレスの間に入れ込んで隙間を作らないようにしていたが、昼寝のときに子供達がコロコロと寝返りを打って、ついにはベッドの端まで行ってしまっても、捕獲された小動物よろしくソコに引っかかっていたことも懐かしい思い出だ。
台湾ではお馴染みの蚊取りラケットが大活躍するのもこの時期だ。
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台湾はやっと秋らしい気候になってきた。
日中は半袖でいられないこともないが、少し肌寒い。
盆地の台北は、これから旧正月明けまで雨がちの天気が続く。
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中国語:毛毛雨(ㄇㄠˊㄇㄠˊㄩˇ)
日本語:霧雨
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