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【詩】熱源

祈るように口づけすることでたがい違いにあなたの地と私の図を反転させたかった

重なる唇の形だけが二人の行く末をそれとなく示した夜にひび割れた地平線から朝が舞い込む

遠くから流れ出る光のおおう先には冷ややかな空気が淀んでいた

その対流は熱源となるまでわたしたちの抱擁の終わりを待ち続けてくれたのだ




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voyant(まみえる人)
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