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【詩】逢瀬

君とのうるわしき逢瀬に
正気失うばかりの胸高鳴り
捧げ持つ花束に漂う鱗粉のごとき香りは
をちこちに舞い散るのみ 

目の前に現れた愛の描線に
あざやかな記憶なければ 
これぞ初恋かと見紛う我が胸中は 
ういういしき狂おしさに満ちてこそ
このからだを生きる

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voyant(まみえる人)
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