『大きく✖をつけて褒められた!逆転〇発想』第17言
「間違ったのに」「ミスをしたのに」「大きく✖をつけたのに」感心され、褒められ、〇をもらった、そんな体験談を今日はご紹介します。
高校生だったわたし(遡れ遡れ遡れ~)
✖をつけたわたしを 先生が褒めた
数学の授業中「問題を解いて自分で〇付けする」時間。
先生は生徒の間を見てまわっている。
斜め後ろから覗かれる(そわそわ)
「えらいねぇ」(「賢いねぇ」だっけ忘れた)
先生は ふんふんと えらく感心している。
それは
全問正解〇だらけの優等生だったからではなく
〇が目立つように見せ方が上手かったからでもなく。
人一倍おおきく「✖」をつけていたから
なのだ。。。
大きくつけた「✖」の意味
わきに添えられた<極小〇>に対して、どんっとドセンターの<超特大✖>
先生は斜め後ろから見ていた割にちゃんと見ていた。
わたしが、✖をつけた問題に
どこで間違ったのか【ミスの急所】
なにを分かっていなかったのか【ミスの原因】
どうすりゃ解けたのか【ミスの攻略】
そう、わたし専用の解説メモを残していたことを。
先生はそれを感心し、褒めてくれたのだ。
でっかい✖をつけたのに、〇をもらった気分
そして今のわたしも思う。
(われながら 過去の自分を褒めてあげたい)
そして先生!
あの時はこそばかった(●´ϖ`●)
でも、うれしかった!
そこを褒めてくれてありがとう!
「✖」は目じるし ~給水所のごとし~
「〇」が小さいのは、ドS気質からでも、自己評価の低さからでもない。
「ここはもうわかっているから気にしなくていいよ」のサイン。
「✖」が大きいのも、ドМ?自分ダメ出し?そんなんじゃない。
「おーい ココだよ~、ちゃんと補給していって~」の目じるし。
よくわかっていなかったのに、たまたま正解して流してしまうより、わたしは間違った方がラッキーだと思っている。
「✖」が「給水所」といったのは、ここでちゃんと補給しておかないと後で響いてくることがあるから。
マラソンの中継で「給水失敗」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?ーーーそれぐらい重要だ、ということだと思います。その場は影響ないように見えて、じんわり後になって致命的な脱水症状を起こしかねません。
まぁ、、さすがに、数学の問題にそこまで思いをはせていたわけではありませんが、オトナになった今でも「こういう考え方って大事だよな~」と思っています。
失敗やミスは「わたし専用の給水ポイント」
大きくなればなるほど 大人になればなるほど ミスをしない「かっちょいー自分」に憧れを抱きやすい。そう在れないと 自分で自分にプンコラする時もあるし、ひとからプンコラされることもある。
恥ずかしくて隠したくなる、その気もちも分からなくもないけれど、第13言でお伝えしたように、ものごとは表裏一体。「~のせいで」と「~のおかげで」は【どっちを自分が見るか】なだけで、常に「1セット」です。
だったらとっとと あの時のおかげ=「おかげ福」に変えちゃおうというのが、少々せっかちなわたしの考え方で、生き方です。(したたか?いや、しなやかと言ってくれ~)
その方がハッピーでいられるし、「得たものを数える人生」を送れる
とかく、ものごとの最初の方であればあるほど、失敗やミスはしといた方が むしろ後のためになっていい、くらいに思っています。
失敗様やミス様が「自分がわかってないところ」をわざわざ教えに来てくれたんですから。
十分に反省し、ご迷惑をおかけしたお相手に「学ぶための胸をお借りした」という感謝の気もちと、この御恩に報いる心持ちの方を大事にしたいと思っています。
もちろんそのミスの度合いによりますし、ここ一番という試験や大会では、結果がすべてな瞬間もあります。✖で泣いたことは、わたしにもいっぱいあります。
ただ、それとは別に
(長い目で行き着くところは同じですが…)
日常生活の毎日のひとコマ、ひとコマを「失敗がっくり」「ミスどんより」で終わり、
なんなら無かったことにしようと「リセットボタン」を押して、せっかくの給水ポイントも無かったことにするより、
これは、どのみち「〇」に通じる「目じるし」なんだわ、と
【わたし専用の給水ポイント】キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
くらいに思い、したたかに、しなやかに生きることも悪くない。
✖は〇までの給水所
✖は〇へとつなぐ橋渡し
✖のおかげで〇がある
✖もよろこび 〇もよろこび
✖も〇も ありがたやー ありがたやー
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