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iPhone時刻指定通知がスマートウォッチに反映されない問題を解決しよう

この記事では、「iPhoneで時刻指定要約に設定した通知がGarminスマートウォッチに即時配信されてしまう」という問題の解決策を紹介している。

Garminデバイスの選び方などにも触れている。

Garmin "vivosmart 5"

Garminから発売されているスマートウォッチ、vivosmart 5を購入した。

何となく興味はあったものの手を出せずにいたスマートウォッチだが、私が登録していた食事記録アプリや保険と連携できることに後押しされ、購入に踏み切った。

vivosmart 5の機能をざっくり説明すると、スマートウォッチの上位機種(apple watchレベルを想像してほしい)からタッチ決済(モバイルSuica、PayPayなど)と単独音楽再生機能を除いた感じ。(スマートフォンが手元にあればリモコンとしての使用は可能。)

※補足 Garminはとにかく種類が豊富で選ぶのが大変(公式サイトのスペック比較も見づらい…)なので、
iPhoneユーザーの場合はまずapple watchのサイトを見て、
「apple watchより 低価格 / 高機能 / 他のデバイスと連携できる 等…がいいな」と目的を決めて探すのがいいと思います。
ちなみにHUAWEIは安いが他アプリとの連携ではGarminに軍配が上がる。

スマートフォンを手放して外出したい本格的なアスリートでなければ、vivosmart 5程度の機能があれば十分にスマートウォッチを楽しむことができそうだ。
心拍数呼吸数血中酸素濃度睡眠の質運動の記録などの計測はもちろん可能。
Garmin独自の指標で、自分の疲労度を数値化できる「Body Battery®︎」という機能も面白く、ついつい見てしまう。

通知便利だけど、要約されない!

意外に好印象だったのが、本題の通知機能である。
スマートウォッチを身につけていれば、アラームやメッセージ、各種アプリの通知をバイブとシンプルなテキストで受け取ることができる。
従来の

「スマホの画面が光っている!」→スマホを手に取る→ロック解除→通知を確認→スマホをしまう

という一連の動作が

「腕に振動がきた!」→時計を覗く

と非常にシンプル化される。
スマートウォッチの方が画面もシンプルで目がチカチカしないし。
通知機能はどんどんカスタマイズして積極的に使っていきたいところだ。

しかしここで、購入前から心配していた「互換性」という問題に直面した。
iPhone側で「時刻指定要約」に設定している通知が、スマートウォッチの方では即時に配信されてしまうのだ。
これではせっかく通知まみれライフから解放されていたのに逆戻りだ。
何か解決策はないだろうか…?

Garminデバイスの通知は通知センターに準拠

まず、Garminデバイスに通知が届く仕組みをGarminサポートセンターのサイトで確認されたい。

簡単にまとめると、「iPhone上で通知センターに表示される通知がスマートウォッチにも届く」ということらしい。以下に該当部分のスクリーンショットを載せている。

https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=TLeDN92ZU0AgN4df6HakwA

通知センターとは、ロック画面を上にスワイプしたときに現れる「ロック画面からいなくなった通知をもう1度見ることができる場所」である。
時刻指定要約された通知は、ロック画面に表示されたあとは通知センターでも確認することができる。

このことから、時刻指定要約に設定している通知がスマートウォッチに即時配信されてしまう原因は、「通知センター オンだと認識されているから」だと予想される。

【対策】時刻指定要約オン+即時通知で通知センターオフ

私が発見した対策は、「時刻指定要約 オン」→「即時通知を常に配信」を許可→「通知センター オフ」というものである。

時刻指定要約をオンにすると、「アプリが重要だと判断した通知やダイレクトメッセージの着信通知のみ即時配信する」かどうか選択することができる。ここでは「例外的な即時通知」と呼ぶことにしよう。
この「例外的な即時通知」をオンにして、通知方法として「通知センター」をオフにすると、通知がスマートウォッチに即時配信されなくなるようだ。カラクリは謎だが…

※補足 メール、カレンダー、ショッピング系などのアプリに限られる。
アプリによっては、時刻指定要約をオンにしても「例外的な即時通知」を設定できない場合がある。

【欠点①】時刻指定要約された通知のバイブは来ない

通知が即時配信されることはなく、指定時刻になるとスマートウォッチがブルっと震えて通知を一挙確認できる…となれば百点満点なのだが、そううまくはいかない。以上の対策を行うと、スマートウォッチにバイブ通知が来なくなる。

スマートウォッチは振動しなかったけど、いつの間にか要約された通知がいっぱい来ている!

という状態になる。

「時刻指定要約された通知はスマホを手に取ったときに確認する」と割り切るのが無難だろう。

【欠点②】対策を実行できるアプリが限られる

前述の通り、「例外的な即時通知」を設定できるのは、メール、カレンダー、ショッピング系などのアプリに限られる。
それ以外のアプリ(GAFA以外がリリースしたアプリに多い)の場合は、理論上「時刻指定要約をオンにしていても、通知が即時配信される」ということになる。

しかし、「例外的な即時通知」を設定できないアプリは如何せん通知が来る頻度が低く、スマートウォッチに即時配信されてしまう不便さをあまり感じていないのが現状だ。

PayPayの通知設定画面。時刻指定要約をオンにしても「例外的な即時通知」を設定することができない。

【結論】通知センターを賢く使おう アプリごとの通知設定も見直してみよう

以下、まとめです。

・通知センター オン→Garminデバイスに通知が配信される

・「時刻指定要約 オン」→「即時通知を常に配信」を許可→「通知センター オフ」で、時刻指定要約された通知がスマートウォッチに配信されないように設定できる

今回色々な通知設定をいじったことが、偶然にも通知の煩わしさの原因を考える機会となった。
iPhoneの通知設定をいじることで解決できる問題もあるが、そもそも不要なメルマガに登録していないか? 各アプリ内の設定で通知してほしい項目を厳選しているか? など、少し時間をとって各アプリの通知設定を見直すのも有益だと感じた。

また、ロック画面や通知センターの活用法については今後さらに検討していきたい。各アプリでどのような通知設定にするのが良いか、改めて書きたいと思う。
スマートウォッチに届いた通知を削除するとiPhone側の通知も連動して消えるようなので、スマートウォッチを通知センターのこまめな整理にも使えそうだ。

スマートウォッチと通知機能を使いこなして、快適なシンプル通知ライフを目指したい。


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