プロ・カメラマンのツイートで、、
古いレンズを使って絞り開き気味にして背景ボケる設定で撮った画像アップして「まだまだ現役」と。
全体的に解像感が足りないのと、まだらに解像しているよーで(片ボケとは違う感じ)、一番気になったのはライン状の部分にグリーンの色収差が盛大に出てる。
仕事じゃなくて、半プライベートの素人さんとのコラボなポートレートみたいだったけど、、
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〝オールド・レンズ〟 正直、プロ・カメラマンが使うにゃ前提条件が多過ぎて難儀な代物だよね。まず、元々のレンズの設計が現代のデジカメを想定していないから、製品精度の数値が一桁以上違う。それらを含めて〝趣き〟とか〝味わい〟ってしても良いけど、撮影する被写体や条件によっちゃ収差が盛大で「ナシだろぅ、、」って。
※前提条件として挙げたいのは、まともな製品精度を保っていること。光学精度が保たれている(メーカーでの修理・メンテナンスは対象外のはず。街場の修理屋さんでどこまでのコンディションに出来るか、、)、当然のことながらレンズにカビ・曇り・バルサム切れ などがないこと。
ちなみに添付の画像は画像は特殊低分散のレンズ。色収差が少なくなるよ、ってヤツ。世の中的には 蛍石レンズ や アポクロマート とか APOレンズ や UDレンズ なんっぅ呼称が一般的か、、
そーいう収差をなるべく出ないように設計されたレンズでも、条件次第で色が出ちゃうんだよねぇ、、それは現代のレンズでも出ちゃうんだけど、そーいうのを克服しよーとコンピュータで設計して、新しいレンズを開発して、
コンピュータで設計して、新しいレンズを開発して、コンピュータで設計して、新しいレンズを開発して、、、って繰り返してきてあるのが現行のレンズだからねぇ。
意外と〝趣き〟とか〝味わい〟って世の中で言ってんのは、グズグズに撮れちゃったヤツがたまたまハッとしたり琴線に触れる効果を生み出したナニガシかの一枚なのかもしれない。