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辛い現実にどう向き合うのか:「滅びの前のシャングリラ」【感想】【書評】:ウォッカの読書記録

こんにちは。
図書室 室長のウォッカです!🐸
本日は、記念すべき1冊目のBook Review!

『滅びの前のシャングリラ』を読み、
思ったことをネタバレなしで、徒然なるままに書き連ねます。
最後までお付き合いを!




20秒でサクっと作品紹介

『滅びの前のシャングリラ』 凪良ゆう 著
─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─
【2021年本屋大賞ノミネート作品】
小惑星が一ヶ月後に地球に衝突する。
・その知らせを受け、いじめられっ子の友樹
・殺人を犯したヤクザの信士
・恋人から逃げた静香。
・そして———
生きる意味を見つけようとする四人の物語。
滅亡を目前に控えた荒廃する世界で、「生きること」にどう向き合うのか。圧巻のラストに心を揺さぶられる。
生と死の狭間で幸せを問いかける、心震わす傑作。



ウォッカの採点

ウォッカの採点表(各0.5~5点の10段階評価)

Book Review

辛い現実に、どうする?

この作品の主要な登場人物、みな壮絶な経験をしているんです。
親からの暴力、学校でのイジメ、社会の闇にしか生き場所ないetc.

こんなの、しがない会社員のウォッカには、耐えられない...。
(というか、耐えられる強い人ってほんの一部だよね)

本書の登場人物は、どう対処していているか。

登場人物たちの向き合い方

だいたい、下記の4パターンで対処していると分析。

登場人物たちの対処法
1.別の環境へ身を移す「逃げる」
2.されたことを、する側に回る「同化する」
3.しっかり内省し、心で真正面に向き合う「見つめ直す」
4.現実離れした自己世界に引きこもる「認知を歪める」

ふむふむ。 つまり、

1.外を変えるか
2.自分を変えるか
3.変えずにいるか
4.外の見方を変えるか

ということか。

ウォッカの辛い現実への対処法

それじゃ、ウォッカはどのタイプか。
僕は、「4.認知を歪める/外の見方を変える」かなぁ...。

だって、1番ラクで効果が高いんだもの。
変えるのは、見方だけ。
自分や外を変えたり、行動する必要がない。

そして、「辛い」って感じるのも自分の認知しだい。
「辛いからどうする?」ではなく、
そもそも「辛い」と感じなくする。
そうすると、圧倒的に心の負荷が減る。

だから、ウォッカは窓際で、しがなく会社員してても、
ストレス少なく暮らせているのかな(笑)。

辛い現実、あなたならどうしていますか?

辛い現実に対峙したとき、あなたはどう乗り越えますか?

本書までではないけれど、
それぞれの辛さや苦しみを乗り越えているはずです。
みなさんは、どう乗り越えていますか?

よろしければ、
X(旧Twitter)で「#ウォッカの図書室」をつけて投稿
または、このnoteにコメントにて教えてください!

最後に、本書からの印象的な一文で締めます!
お読みいただきありがとうございました!🐸


本書から印象的な一文

明日死ねたら楽なのにと夢見ていた。
その明日がついにやってきた。
なのに今になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている。
後悔じゃない、もっとやわらかい眩しい気持ちだ。
これを希望と呼ぶのはおかしいだろうか。

単行本 p.329

#ウォッカのブックレビュー #読了記録
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