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子どもから大人まで、誰もが商品開発できる世界を。『架空商品モール』が仕掛ける、ものづくり革命の舞台裏と未来図
7月のリリースからわずか2週間で、Xフォロワー数は5000人超え。フジテレビの「FNNプライムオンライン」や「ワイドナショー」をはじめとする数々のメディアに取り上げていただくなど、注目を集める新サービス『架空商品モール』。
『架空商品モール』は、生活者の「あったらいいな」から生まれたアイデア商品が並ぶ新商品開発プラットフォームです。日常の不満や困りごとを解決するアイデアを、メーカー独自の技術を学習させた生成AIを用いて具現化します。
今回は、『架空商品モール』事業責任者の朴(パク)さんとマーケターの加藤さんに、リリースの裏側や今後の展望について語っていただきました。
地域にひそむ日本メーカーの優れた技術をより多くの人に届け、ものづくりの価値を世界に伝えたいと語る二人。12月の本リリースを控え、さらなる進化を遂げようとしている『架空商品モール』のこれまでとこれからに迫ります。
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NTT DXパートナー プロデューサー / 朴 在文
青山学院大学卒業後、NTT東日本に入社。法事営業で個のスキルを磨きながら、就活支援団体(STENA)を立ち上げ。その後、NTT内の社外派遣制度の選考を通過し、Anchorstarにて大企業の戦略コンサルに従事。2022年7月にNTT DXパートナーに着任し、新商品プロデュース事業を立ち上げ現在に至る。
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株式会社Punks 代表 / 加藤直樹
同志社大学を卒業後、新卒でマクロミルに入社し、エンタープライズ営業に従事。その後、NAKED・Anker Japanでのマーケティングを経験し、独立。フリーランスとして、スタートアップやメガベンチャーのマーケティング支援をする傍ら、株式会社Punksを創業。
ブーストさせる準備を積み重ねた『架空商品モール』リリースの舞台裏
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── 7月24日のリリース日には記者会見を開きました。当初、期待していたことや思い描いていた成功イメージはありますか?
朴:記者会見初日から大きな打ち上げ花火を上げることを期待していました。母体であるNTTならではのリソースを活用して、メディアに大々的にアピールしたいと考えていましたね。
初日に注目を集めることで、まずは「需要」を最大限高めておきたかったんです。『架空商品モール』自体にも、本リリースを心待ちにするファンをつくり、市場の期待値を最大化しておきたかった。需要が供給を上回る状況を創出することで、プロジェクトを大きく推進できますから。
── 記者会見のために準備したことやこだわった点を教えてください。
朴:記者会見で明確にアピールしたかったことは二つあります。第一に、クラウドファンディング本番前のクラウドファンディングのような、消費者参加型で行う新たなニーズ集約を実現するサービスであること。第二に、日常的な「あるある」にAIをかけ合わせることで、架空商品の量を最大化し、架空商品に多くの欲しいが集まるのか需要が可視化される独創性です。
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これらを言葉ではなく視覚的に伝えたかったので、オープニングムービーをはじめ、実際に製作したアイデア商品や架空商品のパネル展示など、『架空商品モール』を視覚的・体感的にも訴求するよう工夫しました。
加藤:私はマーケティング視点で、伝え方にこだわりました。ともすれば、AI活用のトレンドに乗っているだけだと受け取られてしまう懸念があると考えていて。
新商品プロデュース事業のコンセプトである「地域の技術力を広く世界へ」を実現するために、なぜ『架空商品モール』が必要となるのかを齟齬なく伝えられるよう、考えを詰めて言語化していきました。
サービス価値を提供できるシーンをもっと増やしていきたい
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── リリースの反響を受けていかがでしたか?
朴:良い意味で予想を大きく裏切られました。「FNNプライムオンライン」や「ワイドナショー」での全国放送をはじめ、多数の主要メディアに取り上げていただくなど、大きな反響を目の当たりにして「夢を見ているのでは?」と感じるほどでした。
『架空商品モール』の可能性を感じてもらえる良いスタートダッシュを切れたからこそ、一過性のものに終わらせず、持続的な価値創造につなげていかなければ、と身の引き締まる思いです。
▼フジテレビ系列局「FNNプライムオンライン」
加藤:私も、まずは「驚き」がありました。新商品コンサルティングサービスというかたちのままでは、たどり着けなかった場所に来られた感覚があります。あらためて朴さんの柔軟な発想力と強い実行力によって生まれたサービスだと感じますね。
短い準備期間のなかでどこまで『架空商品モール』を魅せられるのか不安を抱えていましたが、うまくいって良かったと素直に思いました。
── リリースから約1ヵ月が経ったいまの心境について聞かせてください。
朴:さまざまなメーカーの方とお話しさせていただく中でも、プロジェクトの再評価と最適化を進めなければと感じています。
まずは、サービスのコアターゲットを再定義したいと考えています。ビジネスサイド、消費者サイド、双方が抱えるニーズと、『架空商品モール』が提供できる価値とは何なのか。綿密に検討してリソースを投下すべきセグメントを見極め、アプローチしていきます。
いまが良い状態だからこそ、12月の本リリースではさらに皆さんの期待値を超えられるよう、一つひとつ積み重ねていきたいです。
加藤:現時点で『架空商品モール』は唯一無二のサービスだと思っているので、この価値を提供できるシーンをもっと増やしていきたいですね。
私は技術力のある地域の中小企業に『架空商品モール』を使ってほしいと考えていますが、なかなか簡単なことではないとも感じていて。AIやSNSを活用した商品開発を行うハードルを私たちのサポートで超えてもらえたら、世界進出も決して夢ではありません。
まずは成功事例を着実に積み重ねて、より多くの地域企業にサービスを提供していきたいです。
本リリースに向けて。『架空商品モール』が描く、ものづくり革命の未来図
── 12月の本リリースに向けて、今後予定していることはありますか?
朴:メインイベントは、メーカーと消費者を交えて架空商品づくりを行うワークショップの開催です。ワークショップでは生活者の「あるある」を出し合い、『架空商品モール』を活用してメーカーの技術力をもとにした新商品を考えます。
さらに、ワークショップを通じて得たユーザーからのフィードバックをもとに、『架空商品モール』の機能を随時アップデートしていく予定です。UI・UX設計を固めていく段階にも入っているため、検証と実装を繰り返す3ヵ月になりそうです。
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── メーカーと消費者、それぞれどのような企業や人に使ってほしいと考えていますか?
朴:まず企業サイドは、やはり技術力を有する国内のメーカーに使ってほしいですね。BtoCメーカーから、これまでBtoB市場に特化していた企業まで、消費者向けの商品開発・販売を果たすプラットフォームとして活用してもらえたら幸いです。
消費者サイドで言うと、子どもを含め、日常生活に小さな不満を抱えているすべての人に使ってほしいです。
きっといまを生きる誰もが、普段は吐き出さない小さな悩みや「あるある」を抱えているはず。これらの潜在的ニーズを書くだけで架空商品がつくれて、さらには実際の商品化へとつながるかもしれない。私たちはそんな夢のあるプラットフォームを目指しているので期待していてほしいです。
『架空商品モール』を通して、ものづくりのさらなる価値を世の中に届けられたら、これほどうれしいことはありません。
── 最後に、中長期的な視点での『架空商品モール』の今後の展開や、ご自身が挑戦したいことを教えてください。
加藤:抽象的ではありますが、『架空商品モール』を使って良かったと思ってもらえる人数を増やすことが私の今後の目標です。メーカー、消費者両方が幸せになれるサービスだと思うので、そんな「幸せの事例」をたくさんつくっていけるよう地道に積み重ねていきます。
朴:直近の取り組みとしては、チーム対抗型のワークショップなどを開催していきます。テーマに沿った「あるある」を解決する架空商品を各チームで考えて、チーム対抗戦で勝負する。その場の参加者だけでなく、SNS上のユーザーを巻き込んだ投票企画なども取り入れることで、オンライン・オフライン双方で盛上げて行こうと考えています。
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将来的には、架空商品を並べた個展や架空商品総選挙など、『架空商品モール』のプラットフォームがオフラインイベントでワクワクする場を設けていきたいです。
架空商品を「推し」にしてもらえるほど、熱狂的なファンを形成する施策に挑戦したいんです。「開発したけど売れなかった」ことがない世界をつくることで、日本のものづくり市場を盛り上げていきたいと考えています。
\ 9月24日、架空商品モール初のワークショップを開催 /
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— 架空商品モール|2024年7月リリース🎉 (@virtualprodmall) July 24, 2024
『#架空商品モール 』ついにOPEN🎊
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みんなの不満や困りごとをアイデアで解決!「あったらいいな」を現実化し、多くの欲しいを生み出すプラットフォームが誕生👀
世の中にないアイデア商品が実際に存在するかのように並ぶ空間で、架空のウィンドウショッピングを楽しみませんか? 🌈 pic.twitter.com/rVpsEKE9MA