神戸元町、まちあるき
昨日、県庁近くの更新センターで、免許の更新をした。
前回更新した時はまだ愛媛に住んでいたから、神戸での更新は初めてだ。
今日を更新の日に選んだ人がこんなにも多いのかと驚いたが、システマチックにテキパキと進む手続きは見ていて小気味よい。
更新のたび顔写真から生気が消える免許証はすぐしまう。
前日とうって変わって気持ちのよい天気だったから、久しぶりに元町界隈を歩いてみたくなって、坂を下る。
更新センターからは5分も下れば元町商店街、その先は南京町だ。
南京町は、横浜、長崎新地と並ぶ三大中華街。
戦前はどこも南京町と呼ばれていたが、戦後、横浜と長崎は中華街と改称し、今も南京町と呼んでいるのはここ神戸だけだ。
南京町を歩く人はまばらだった。
一筋入るとたちまちこの混沌、これがいい。
時が止まったような「エビアンコーヒー」はお気に入りの店。
家族経営だったのが、どこかの企業がやるようになったらしいのは残念。
サイフォンで落としたコーヒーはとても鮮明な味わい。
神戸でシュークリームといえば必ず名前が挙がる、「エストローヤル」。
悲しいことに、ここも数年前に市外の企業に譲渡されていて、小規模店の経営の難しさを物語る。
割ってみるとクリームは溢れんばかり、でもあっさりでいくつでもいける。
豚まん発祥の店「老祥記」もふだんなら長蛇の列となるのだけど、閑散。
路地裏の理髪店も気になるけれど…
こんなサロンでカットしてもらったら、ご機嫌になれそう。
神戸元町、まちあるき。
ブラブラと当てなく歩き、写真を撮る。
そして気に入った場所でお金を使うと、とても清々しい気持ちになる。
でも次はちゃんとカメラを持ってこなければ。
スマホの写真はアカン。
(2021/4/19記)
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