もうすぐ期限が切れると思い、財布から取り出してみたら…
「くまポチ邸」と聞いて、あぁあれかと分かる方はそう多くはないだろう。
おそらく関西の、おそらく兵庫の、おそらく神戸の人でなければ、耳にしたこともない人が多いのでは。
一方で〈ケーニヒスクローネ〉は知名度バツグン。
クマでおなじみ、全国のデパ地下にあるドイツ菓子のパティスリーだ。
御影(神戸市東灘区)が本店だが、三宮店を建て替えて作った〈ホテルケーニヒスクローネ神戸〉の印象が強すぎて、これを本店と思う人多数。
ヨーロッパスタイルの外観も館内も壮麗なホテルで、某テーマパークのオフィシャルホテルに似たゴージャスな雰囲気をまとう。
このホテルにあるカフェが「くまポチ邸」だ。
ケーニヒスクローネのメインキャラクターのクマは、なぜかポチというクマらしからぬ名だが、このカフェがポチの家らしい。
この「くまポチ邸」のランチが大変な人気なのだ。
平日であっても開店1時間ほど前から長い行列となる。
パイにクリームが入った看板商品「クローネ」が先着50名に配られることも手伝ってか、この賑わい。
ランチはパン・サラダが食べ放題、ドリンクもお代わり自由、そしてメイン、デザートとボリューム満点。
メインが出される前で、すでにこのボリューム。
この写真の中では、先着でゲットした手前のクローネを除き、すべてがお代わり自由というから驚きだ。
食べ放題を堪能して満腹になっているところに、メインとデザート。
出てきたのはビーフシチューとクレームブリュレ。
メインはこのほかグラタンやパスタなど5種の中から選べる。
いやぁ、楽しくておいしく、大満足のランチだった。
ちなみに店名のケーニヒスクローネはドイツ語で「王冠」(Königs-Krone=King's Crown)を意味し、くまポチもその冠を戴いている。
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くまポチ邸を訪れたのは2019年12月のこと。
その日、サービスでもらったケーニヒスクローネの商品券が500円分ある。
いつか使おうと財布に忍ばせていたが、なかなか出番がない。
有効期限が2年だったことは頭の中にぼんやりと残っていた。
もうすぐ期限が切れると思い、財布から取り出してみたら…
え! 今日やん!
急いでケーキ買いに行かなければ!
(2021/12/15記)