へんいち文庫にニューフェイス!
先日正式に?始動した〈へんいち文庫〉に、また新しい一冊が加わった。
まいまいままさんの『イチ君のひげは虹色のひげ』だ。
長い長いサブタイトル「~幼稚園男児あるあるクスっと話・母には分からぬトホホの話~」で分かるように、幼稚園児だった頃の息子さんを主人公に迎えた、超脱力系エッセイ集。
全ページに見えない特殊インクで「クスっ」が刷り込まれているのではないかと疑いたくなるほどの、クスっに満ちあふれた一冊だ。
これはもう、手に取らずに5月を迎えるなんてありえない。
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いったいいつ以来?というほど太古の昔からnoteでおつきあいさせていただいているまいまいままさんから、noteの書籍化の依頼が入ったのは昨年末のことだっただろうか。
いや、正確にはもっと前、昨年2月の〈ぐるめぐる神戸〉にご参加いただいた際に海岸通りを歩きながら、本にしたいんですよねぇと告白された。
いやいや、本当に正確にいえばもっと前、3年前の2021年2月に初めてオンライン飲み会でお話をしたとき、将来本を出したいんですよねぇと。
となると、ジブリかゴジラなみの構想3余年。
語るも涙、聞くも涙の念願が叶ったことになる。
まいまいままさんとの馴れそめは、靴下は裏返して洗濯するか否かというまいまいままさんのエッセイに僕が食いついてコメントした、と僕は記憶している、いや、していた。
今、そのエッセイを探してみたら、まったくの記憶違いと判明。
1ミリもコメントを残していないどころか、初めてのオンライン飲み会の5日後のエッセイではないか。
いい加減な記憶に天を仰いだが、まぁ今日は絶好の嘘つき日和なので、よしとしよう。
ということで、何かのきっかけ(それが重要なのに)で僕はまいまいままさんのエッセイに辿りついた。
そして、日々放たれるエッセイの虜になるのにそう時間は必要なかった。
あれよあれよとまいまいままさんの沼にはまって、早や3年。
そこから厳選した25話を一冊にまとめたいとのお申し出を断るはずがあろうか(いやない)。
エッセイストの道を歩んでいかれる(はずの)まいまいままさんの、貴重すぎる処女作に携わらせていただけるなんて、歓喜以外のなにものでもない。
最初から電子版のみならずペーパーバック版も同時発売したいと言われて、ゲッまじか、めっちゃ大変やん…と言えようか(いや言えない)。
本日、『イチ君のひげは虹色のひげ』発売!
現在、550円。
明日4/2の17時から5日間、無料キャンペーン。
いっぱい読んで、いっぱいレビューつけていただけるとこれ幸い。
また、ペーパーバックは968円。
本はやっぱり紙よねという読者層にも最初から応えてしまうまいまいままさん、やはりただものでない。
TOMOさんの描かれたかわいいイラストや題字(フォントではなく手描きですぞ)と、僕が丁寧にふざけて作った帯の合作となったこの表紙は、ペーパーバック版でこそ楽しめると思うのは僕だけだろうか。
まいまいままさん、おつかれさまでした!
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ますます充実の〈へんいち文庫〉、現在ラインナップは8冊!
(2024/4/1記)