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ま、何でもいいんですわお湯が良ければ♨️

ここのところのマイブーム、それは自宅で温泉ごっこをすること。お気に入りの入浴剤は「温包 ボタニカルタイム」(アース製薬)。時間をかけて丁寧に体を洗って、ほんわかアロマの香る湯船に浸かる。40℃ぐらいの温度でじんわり汗をかく。浸かりながら行ってみたい温泉をスマホで検索する(想像は無料)。時間を計ってるわけじゃないけどだいたい1〜1.5時間。それだけ。それだけなんだけど、自分のメンタルにはとてもいいんですよ。なんか最近のルーティンになっている。

お湯に浸かってみると、自分の体って緊張していたんだなー、ということがしみじみわかる。今日もなんだかんだ気を使っていたなぁ、いい人を演じすぎたなぁ、とか。でもお湯の中では「どん詰まりの反省モード」にならずに済む。頭の中が魚みたいになっているのか? ただ意味もなく幸せな状態( 水泳ができる人は、きっとプールの中でそういう感覚を覚えるのではないでしょうか?)。とにかくお湯の力じゃないとリラックスできないようなのですね、わたしは。そこでいろんなものがリセットされて、瑣末な悩み事もいったん棚上げにして、夜は好きなことをして過ごそう、という気分になる。湯上がりにビールを飲んで、占いの動画を見たり、エッセイを読んだり。こうして日記を書いたりしながら眠くなるのを待つ。こんな過ごし方、暇人だからできるのですけどね。

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毎日気晴らしに見ているSNS(わたしの場合はブルースカイ)にも、ときどき意地悪な言葉が流れてくることがある。なんだこいつ? イライラを撒き散らしやがって! お前は姑か!? なんでもっと優しい伝え方ができないのか?? と思うことあるでしょ。腹たつしなんか言い返してやろうかな、とかさ。でもそれって、毒蛇に自分から巻きついていくような行為ですからね、気をつけないと。嫌だなー、と思いつつ、ぐっと堪える。自分の自由時間なのだし、無駄に戦闘モードにならないほうがいい。意地の悪いのはその人の性、というか宿命なのですね。誰かが解決できる類のものではないです、ほとんどの場合(*わたし調べ)。

今日はお出かけにちょうどいい気候だったので、上野の西洋美術館へ行っていろんな西洋絵画を見てきた。わたしはコスパの悪い(?)人間なので、生活を送るにあたってたくさんのエネルギーを必要とする。絵画はそのエネルギー源、美術館は心のガソリンスタンドのようなものかな。世の中世知辛いことが多く、人間どうしもギスギスしているように感じるけど、絵を見る場面においてはみんなマナーがよく、芸術や他人に対するリスペクトを忘れていないように思う。最初は「なんという人の多さじゃ!」とびっくりしたのだけど、フムフム…と絵に見いる彼らの表情を眺めているのはそれはそれで味わい深いものがあった。美術館を出る頃には、なんだか全ての人が愛おしいような気持ちになっていた。そうそう、こういう感覚。こういう感覚になりたかったのよー!

わたしはすっかり満タンの気持ちになって帰りの山手線に乗りこんだ。大丈夫、しばらくガス欠にはならないぞ。


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