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第五作品目『元気』(全六巻)
ヘッダー画像の出典:Larisa KoshkinaによるPixabayからの画像
全ての物事は実際的でなければなりません。他人にやってもらおうと頼むことは、皆さんがやっても出来ることでなければなりません。何事においても、皆さんは小さなことから、次第に大きなことへと、易しいことから、次第に難しいことへと、水準が低いことから、次第に高いことへと、進まなけれなりません。成功裏に実行できる一つの小さな企画は、成功できない数百の大きな企画よりも価値があります。
これは、皆さんに心から話したいと思っている、一人の経験を積んだ友人の一つの体験です。皆さんが大きな努力を払い、成功を勝ち得られるよう期待します。
友好と勝利への決意の挨拶を込めて
〖若い友達への助言〗〈一九四七年八月十七日〉(ベトナム青年会議におけるホー・チ・ミン主席の挨拶)
0 イスラエルとパレスチナの激突
1.1 労働問題
1.2 教育問題
1.3 福祉問題
2.1 小林道憲 先生
本日、新しい先生に出会うことが出来た。小林道憲 先生である。先生は元福井大学教育学部教授であり、そして哲学者である。
私は、なにがなしの憂愁の気をたたえながらも命の芽吹きへの感受性を育ててくれる風土に生まれ育ち、人生のほとんどを過ごしてきました。しかし、そういう地にも、時代を追うに従って、現代の情報洪水は否応なく押し寄せてきました。私が現代文明論に関するいくつかの著作を発表していった背後には、そのような時代背景がありました。
その後、この現代を乗り越えるしかたで思索していく中、見出した思想は、〈大地と生命の永遠〉という思想でした。この思想を基軸にして、生命の本質から宇宙の真理にまで及ぶ世界観を、自然、倫理、歴史、芸術、宗教、存在、認識、文明、古代に及ぼし、私は自分なりの哲学を展開してきたのです。私の哲学への歩み、思想の来歴を一言で要約すれば、「現代文明の批判的考察を通して、それを包み越える方向で、生命論的世界観を構築してきた」ということに尽きるでしょう。
今回、この私の思索の来歴を顧みることもかねて、主な著作を集め、分野ごとに整理し、加筆訂正、改稿、未発表の評論や断片も組み入れて、全十巻のコレクションにまとめることができたことを幸いに思っています。文化の低俗化が昂進していく現代、これからも、こころある読者に語りかけて行きたいと思っています。
また、小林先生は、国民国家の必要不可欠性と、その役割について、次のように述べている。
21世紀も、国民国家の役割がなくなってしまうわけではなく、無用になってしまうわけでもない。国際的な対立を起こすのも主権国家であるが、その解決をするのも、依然として主権国家である。少なくとも、今世紀は、国民国家の在り方を修正しながら、この現代文明を営んでいく以外にないだろう。
自分は、小林先生の「生命哲学」を確り学んでいくことを決意した。
2.2 村山昇 先生
去年から、含蓄のある二つの著作を通じて、先生から様々なことを学ばせて頂いている。
福澤諭吉の言葉に次のようなものがあります。
「思想の深遠なるは哲学者のごとく、
心術の高尚正直なるは元禄武士のごとくにして、
之に加ふるに、小俗吏の才能を以てし、
之に加ふるに土百姓の身体を以てして、
始めて実業社会の大人たるべし」。
福澤は、よき職業人の要件として「思想・心術・才能・身体」の4つをあげました。ここで興味深いことは、「才能」がようやく3番目に置かれていることです。
私も、その順序におおいに賛同します。なぜなら、各々の働き手が持つ才能は、その人の奥底に横たわるマインド・観の地固めをしてこそ、質の高い業務成果、その再現性、ひいては組織文化へと結びつくものであると考えているからです。
さて、職業人教育の市場をみてみるに、技能(スキル)習得や知識伝授といったいわゆる「才能を身につける」プログラムが花盛りです。が、よりよく働くための「マインドや観をつくる」プログラムはとても少ないことに気がつきます。
たまたま良書に出会い、あるいは、たまたま影響力のある上司に出会い、自分の働くマインド・観を醸成できた人は幸せです。しかし、そうした人はむしろ少数派になりつつあり、ほとんどの職業人はマインド・観を漠然と放置したまま、日々の業務処理に忙殺されていっているのが現状です。
「自律する強い個」としての職業人(プロフェッショナル)となるための、働くマインド・観を醸成させるプログラムを開発、提供したい。―――これが私の起業起点です。
キャリア・ポートレート コンサルティングは、「WHAT/WHY」(目的や動機)をみずから考えるようになるための「自律マインド」涵養の“種”を提供します。
「人財力」のある組織、といった場合、才能あふれる人たちが集まった組織をいうのでしょうか? ……私は、マインド・観を堅固に持ち、個として強い働き手たちが一つのビジョンの下に集まった組織をいうのだと思います。
一人一人の組織の働き手たちに、「よりよく働くとは何か?」「仕事の本質とは何か?」「自律的に振舞うとはどういうことか?」などを、真正面から考えるプログラムを、他にないユニークな形でご用意いたしました。本ウェブサイトの情報・資料をご覧いただき、是非ご検討いただければと思います。
3 第五作品目『元気』(全六巻)
上記のお二人の先生の著作を参考文献にして、第二作品目『修徳匡国』の続編にして、第一作品目『愛国心 伯胡への書簡集』及び第二作品目と共に、長大シリーズである第七作品目『ホーチミン思想』(全三十巻)の基礎となる作品を新たに設けた。
そして、「公共哲学」が主題となる第六作品目『相思相愛』の基礎にも作品でもある。それが、『元気』(全六巻)である。
3.1『元気 第一巻 勤労に関する哲学小説』
3.2『元気 第二巻 教育に関する哲学小説』
3.3『元気 第三巻 福徳に関する哲学小説』
3.4『元気 第四巻 正理に関する哲学小説』
3.5『元気 第五巻 啓発に関する哲学小説』
3.6『元気 第六巻 敬愛に関する哲学小説』
3.7 概要
上記の作品は、「生命」を主題とした哲学書である。
こちらの拙作の概要は、次のようなものである。
まず、勤労が「生命の価値」を創造し、教育が「生命の能力」を研磨し、福祉が「生命の誠意」を向上させる。
次に、価値が能力を高め、能力が誠意を発揮させる。
そして、誠意が能力を洗練しては、価値も完成させる。
こうして、「元気」即ち、
「心身の活動の根源的な力を主る状態」(誠意→主体)
「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、健全かつ充足している状態」(能力→健康)
「健全な利己性と自己愛、並びに、主体的な利他性と社会貢献が両立している状態」(価値→相愛)
が実現する。
4 前期哲学
*第八作品目『家政』(前期:全十巻)
父と共編する自伝で、前期哲学の最後にして総集編のような作品であり、そして、中期哲学への道となる作品。
さあ、40歳までの目標が遂に確立した。さあ、頑張ろう!万民・万国、そして万世に貢献する哲学者になるという使命感と幸福感を懐きつつ!
5 拡散情報
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