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漫画『銀牙』からリーダーの条件を学んだ

お世話になります。てっぺいです。

僕は割と漫画好きで有名作品は片っ端から読んでいる方なのですが、ずっと読みたいとは思っていながら後回しにしていた漫画『銀牙 -流れ星 銀-』をようやく読む機会があり、深く感銘を受けたのでちょっと語らせてください。

『銀牙 -流れ星 銀-』は「週刊少年ジャンプ」黄金期の1983~87年に連載されていた高橋よしひろ先生の傑作漫画です。
あらすじは、雪深い奥羽の地で熊を狩る熊犬として生まれてきた銀を中心に仲間や家族との友情、結束、成長を描いた冒険青春ドラマです。
登場キャラはほぼ犬で、流暢に会話をしたり、果たすべき大義のために死闘を繰り広げていきます。
イメージとしては101匹わんちゃんの101倍、血と涙とションベンが出てくる作品だとお考えください。

今回は、そんな『銀牙』から学んだリーダーのあるべき姿について、僕なりに書いてみます。

シリーズの中でも人気を博している赤カブト編では、凶暴な人食い熊・赤カブトを討伐するために、リーダーであるリキの命を受け、奥羽軍第1班小隊長ベンを筆頭に日本全国を駆け回り各地方に縄張りを持つ猛者たちを仲間にするための旅に出ます。

プロフェッショナルを集める
旅をしていく中でその地を制している一癖も二癖もある荒くれ者の野犬たちを強さだけで制圧するのではなく、戦いの中で生まれた絆により、次々と仲間に引き抜いていきます。
気性は荒いが強い気持ちを持つ「甲斐三兄弟」、怪力の「モス」、戦いを熟知している「紅桜」、ムササビのようなすばやさの「赤目」など、欠点はありながらそれぞれ違う個性を持った仲間が集まることで厚みが生まれ、より強固なチームになっていきます。

采配に私情を挟まない

人食い熊・赤カブトとの決闘にあたり、リーダーのリキは息子である銀を最も落命の危険性がある決死隊に任命します。たとえ家族だとしても俊敏性のある銀が一番の適役だという判断です。
リキは常にチームメンバーを正当に評価します。
スキル、価値観や嗜好性などをしっかりを把握し、適材適所にタスクを任せる合理性を持つこともリーダーの資質です。

信頼されるサブリーダーの存在

特に小隊長ベンは情に厚く、出会うものの心を掴み信頼を得ていきます。リーダーに直接関わりがない者でも、こんなベンほどの犬(おとこ)が心酔するリーダーのリキなら間違いないと尊敬の連鎖が起きていきます。信頼されるサブリーダーがいることがリーダーの大きな力になります。

そしてリーダーに決して欠かせないこと
そして作中でベンはリーダーに必要不可欠なことをハッキリと明言します。

「智力・体力のみならずリーダーには絶対に欠けてはならんものがある。」

シビれました。
リーダーに必要なものは正義だ…‼️そうです。

野暮ですがあえて噛み砕くとすれば、
優秀さだけでなく、確固たる信念、とそれが正しいことだと仲間が信じられる説得力がリーダーには必要不可欠だということです。

省みると、僕の人間性はクソです。
それはもうベンの語るような正義とは程遠い打算的な自分勝手さで、悩んだり苦しんでいる仲間に気付けないどころか、時には傷付けてしまうこともありました。

僕はいま会社ではクリエイティブチームのリーダーという立場ですが、ここ最近は、リーダーとしてやるべきこと、してはいけないことの分別を見失っていた気がします。

仲間と自分の目標を果たすために、変えなくてはいけないところは改めて、チームメンバーが恥ずかしくないリーダーになれるよう心がけます。

情けなくてすみません。ちゃんとします。

子供の頃でなく今このタイミングで作品を読んでよかった。
「とっくの昔に銀牙シリーズ読んでるわ。」という人ももう一度読み返してみてはいかがでしょうか。何か新しい発見があるやもしれません。


続編にあたる『銀牙伝説WEED』『銀牙伝説WEEDオリオン』から学んだ「成長するために必要なこと」もいつか書こうと思うのでご期待くださいませ。

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