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茶碗の破片から始まる、休日の物語

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休日の陽光が柔らかく街を包み込む中、モーニングルーティンをこなし家を出る準備をした。日々の忙しさに紛れて、先日割れた茶碗のことなどすっかり忘れていたのだが、そのひび割れた記憶がふと頭をよぎり、新たな器を探しに行こうと心に決めた。

どうせ手に入れるなら、心に響く良いものを求めよう。そう思い、焼き物について調べ始めた。日本六古窯、そして益子焼や美濃焼。陶器の数々に宿る歴史の香りに思いを馳せ、最終的に瀬戸焼を選んだのは、愛知県に住む自分にとって、当時の先進的な部分に共感したからだろう。

初めて愛知環状鉄道に乗る
名鉄瀬戸線も初めて

朝一番に散髪を済ませ、心もさっぱりと晴れやかに、愛知環状鉄道に乗り込み瀬戸市へ向かった。車窓から見える風景が過ぎ去るたび、心が少しずつ軽くなっていくのを感じる。瀬戸蔵ミュージアムに到着し、瀬戸物の悠久の歴史を学ぶ。時を超えて受け継がれてきた技と、人々の手が織りなす温かな文化に触れ、選んだ一つの茶碗が、まるで小さな宝物のように思えてきた。

青空の瀬戸蔵ミュージアム
街中にも展示してある
昔の尾張瀬戸駅
瀬戸物の展示
昔ながらの風景
トイレもあるらしい
雰囲気が良い

その後、名古屋経由で帰ることにし、快晴の空の下、散歩がてら錦三丁目を歩き、雑多な街並みと行き交う人々の賑わいが、どこか懐かしくもあり楽しい。喧騒に包まれながら、自分が今ここにいることが心地よく思える瞬間だった。

初の名鉄瀬戸線
飲酒をやめてから夜街へは行っていない

最後に名駅の東急ハンズで、仕事で必要なハンダゴテのメンテナンス道具を手に入れ、帰路につく。岡崎へ向かう電車に揺られながら、休日を精一杯に生きた満足感が胸に広がる。

休みの日には、こうして外の世界に身を置く。それはただの散歩であっても、自分の中の何かが変わる気がするからだ。

シンプルな花
外側は土の感触が残っている
熱湯に浸して水分を含ませておく

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