ふと、好きなことが見つかった話
少し過去の話を書きます。
わたしが好きなことと出会うのが難しかった理由として、小さな頃から両親に言われてきたことがあります。
それは
「無駄なことしていたらいつかきっと痛い目を見る」
「遊んでいたらバチが当たる」
というものです
ありになれ、キリギリスになるな、的なかんじかな。
学校から帰ってテレビを見ていると
そんな無駄なことしてていいの?と母に言われ
絵を描いたりゲームをしていると
無駄なことばかりしやがって、と父に言われました。
(二人はこんなに気が合うはずなのに、喧嘩ばかりでした。不思議です)
その子供が大きくなれば、当然、
好きなことは無駄なこと
遊ぶのは時間の無駄
もう無駄なことはしないようにしよう
と考えるわけで
じゃあ無駄じゃないこと=役に立つことってなんだろう
中高の時はひたすら受験勉強というわかりやすい「やるべきこと」あるわけですが
大学に入ってからはそうはいきません。卓上の勉強ばかりでは就職活動で置いてけぼりになってしまう。
それでわたしなりの役に立つこと、つまり就職の面接で有利なことを始めようとしました。話せることを、なんでもいいから。
そして色々なことをしました、アルバイトも、ボランティアもサークルも、イベント参加もインターンも。訳のわからない個人活動もしました。いきなり老舗のせんべい屋さんにインタビューに行ったり。空回りして周囲に迷惑ばかりかけていたな、といまになると思いますが、自分でも本当にわけがわからなかったんだと思います。
でも、いずれも役に立ちませんでした。
何が役に立つかなんていうのは誰にもわからないということ
しかも役に立つことってもしかして好きなことじゃないか
つまり好きなことをしていれば自ずと人の役に立てる
と気づいたのが今年。30になってようやくです。
ただ、頭では理解していても、なかなか実行できません。
好きなことをしている時間=無駄な時間 遊んでいては痛い目を見る、という刷り込みがあるので、どうしても好きなことをする気になりません。
しているとそわそわしてしまい、誰かが見張っているような、大変なことが起きるような気がして辞めてしまうのです。
みなさんは何をするのが好きですか。
何をするのが好きでしたか。
いつそれをやめてしまいましたか。
どうしてやめてしまいましたか。
わたしが子供の頃は絵本を読むのが大好きでした。
小学校の頃はスナック菓子が大好きで、パッケージを見るのが特に好きでした。
高校や大学時代、わたしは映画を見るのが大好きでした。
高校では邦画を、大学では洋画を好みました。
卒業してからはアジアン料理にはまりました。
でもやっぱりやっていると、何かとんでもないことをしている、世間を敵に回しているような気がしてやっぱりやめてしまいます。
その後、好きなことはなくなってしまいました。
好きなことを見つけるのは、大変です。特に自分に厳しくしてきた人にとっては、困難を極めます。
だって、自分にしてはいけない!と言い聞かせてきたことをいきなり解禁するんだから。そもそも好きの探し方だってわかりません。
わたしもわかりません。30にもなって自分がわからないし、何が好きかなんてこの先わかるかどうかもわかりません、
でも、ちょっとだけ好き、っていうことが先日いきなり見つかりました。
イラストでした。動物のイラストを描くのがちょっと気になります。
小動物の図鑑を借りてきていて、なぜかちょっとボールペンで書いてみようと思ったのです。
下書きを重ねまくって、清書したのが写真のイラストです。
これから先、これをどうしていこうかなあ、とぼんやり考えているところです。
特にうさぎとかハムスターとかハリネズミとかリスとかを描くのが好きです。
覗き込まなければいけないほど小さな絵を描いて、部屋に飾り、近くでじっと観て楽しんでいます。
自分が少しだけ誇りに思える、いまはそんな趣味がとても楽しいんだということがわかりました。
小学生の文章みたいでごめんなさい。いきなり好きなことが見つかって面食らい、そのついでに書いてみました。
みなさんも、どうか、ちょっと好き、っていうことでもいいのでやってみてください。
できたらnoteに書いてみてください。読めるのを楽しみにしています。
読んでいただきありがとうございました。またお知らせします。微熱より