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食事が偏見について教えてくれること

どうも、ベロニカです。

好きなものは何ですか?嫌いなものは何ですか?

と誰だって聞かれたことがあるはずだ。

速攻で答えられる人がいれば、そうではない人もいる。


子供の時嫌いだったが、大人になってから食べられるようになっていた食材があれば、どうしても好きになれない食材もあるでしょう。


または、母国じゃ好きではないが、他国へ行って同じ食材のはずなのに調味料や調理のし方が違うからか食べられるようになっていた。


私もその1人です。


うちのお母さんは、結婚するまで自炊なんてしなかったため、結婚してから料理本を見ながら0から料理をすることになった。しかも、お父さんの好きなものばかり・・・
こうなると、大人の男性が好きな料理ばかりになるため、子供にとってちょっと食べづらいところがあるわけだ。


スロバキアには、大人の男性が好む様々な料理があるけれど、子供(私も含めて)がどうしても気にならないどころか無理だという料理の代表は、もつスープ、生卵またはそのトロトロしている類(ベロニカの場合は、黄身はOKだったが白身は苦手だった)、馬のサラミなどだ。


しかし、大学のとき、日本をはじめて訪れた際に、様々なものを食べさせてもらった。海鮮、刺身、寿司、お肉、野菜など。感動感激の連続だった。


そして、すき焼きも食べた。生白身が苦手な私は、初めて生たまご丸ごとを食べられた!しかも、すき焼きは今でも私の大好物だ!


もつに関しても偏見があったが、焼肉でホルモンなどの内臓を全然食べられるし、博多のもつ鍋が大好き!


山梨でほうとうを食べた時、どうみてもお肉の刺身のような一品が突然出てくる。「何ですか?」と聞いてみると「食べてから教える」というもっとも怪しい答えが返ってくる。食べてみたところ、とても美味しかった!はい、馬刺しでした。子供の頃「馬が可哀想」という理由で馬のサラミに抵抗していた私が、なぜか日本で馬の刺身を食べているという不思議な気持ちになった。しかも、美味しい。はまる。


大人になったから食べられるようになったとかではなく、材料と調理法が違うだけでこんなに美味しいものが食べられるということに気づいた。


偏見を持っていた私をちょっとバカにしたくなった。


だって偏見のまま、何も食べてみなければ未だに、その旨さが分からなかったわけだ。


損していた。


人生の楽しみの一つを知ることもできなかったし、満喫もできなかった。


偏見とはそういうものだ。


育った家庭や文化の中に無意識的に影響され、ぶっちゃけいうと洗脳される。


自分と違う見た目の人、違う生活をしている人、違う価値観を持っている人に対して、謎の偏見を持ってしまう。知らないから、危なく感じる、という人間の自己防衛本能が働いているのかもしれない。


食事に対してもそうだし、他人に対してもそうだ。


情報と知識が少なかった昔なら、当然の話だが、グローバル化が進んでいる今時なら、未知から生まれる偏見はもう不要だ。


情報量が多いこの世の中なのに、情報が溢れすぎているため、つい新しいことに耳を傾けない人が少なくないでしょう。


性別、国籍、宗教などで、人を区別したりする人が残念なことに未だにたくさんいるでしょう。


ピーマンは嫌いだけど、ピーマンが美味しいところに行けば、「おっと?意外といける!美味しい!」となることもある。


同様に、「○○人なのにめっちゃいい人じゃん!」と思うこともある。


偏見はね、人を様々なカテゴライズをしながら、箱に入れるみたいなものだ。


こんなのじゃ、ダメだ。


カテゴライズがあるからこそ偏見が生まれるし、この箱だからといって人を簡単に片づけちゃったら、いい出会いに恵まれるわけがない。


偏見を捨てて、まずは味見しよう。


ダメだったら、時間をおいて、再び挑戦をすればいい。


しかし、意外とオッケーなら、新しいことを楽しめばいい。


偏見を捨てられなくても、とりあえず味見しよう。味見したって損はない。


むしろ、自分を成長させるような新しい学びと気づきが待っているはずだ。
偏見を捨てたお陰で、大好きなすき焼きや馬刺しなどを愉快な仲間たちと堪能できる。
むしろ、料理の好みで驚かれることがある。
「馬刺しと焼酎が大好きだと??おっさんだね ははは」


これくらいの(まあ、ぶっちゃけいうと偏見的なw)ツッコミを何回もされたし、毎回笑いながら乾杯した。この程度なら平和だ(と信じたい)。


要は、偏見を持っている限り、新しい出会いがあるわけがない。料理であれ、人間であれ。


偏見があっても、とりあえずさくっと行ってみたら、意外と楽しい世界が待っているかもしれない。しかし、これは味見しないとわからない。


同じたまごでも、様々な種類があるし様々な調理法があると同様に、同じ国籍でも様々な人がいる。スクランブルエッグが苦手だけど、オムレツが大好きだという人がたくさんいるので、多国籍の人たった1人か2人に出会ったって、全員は同じってわけではない。


日本人の中にも、色んな人がいると同じく、外国籍で様々な人がいることを忘れないでほしい。


人間ってそういうものだ。もはや食材に似ているところがある。


○○産で、○○育ちで、○○背景で、○○でも、同じ食材のはずでも味が違ったりするでしょう。


人も一緒。同じ国生まれ育ちでも、性格と背景が違うし、十人十色だ。


だけど違っていても、いい仲間に出会えば、最高なコンビになるし、何より日々楽しめる。


ということで、偏見を捨てて、最高の料理をみんなで作りませんか?


人生をさくっと味わいましょうよ。



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veronika
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