歴史考察 #012 西日本にも『ズーズー弁』があった⁈
先日TV番組で「松本清張 鉄道の旅」が放送されました。
松本清張さんは全国の鉄道の旅をする中で、島根県・出雲のお国言葉が東北地方で使われるズーズー弁に似ていることを知り、推理小説「砂の器」のキーワードとなりました。
ズーズー弁は、一般には東北地方の方言の俗称ですが、「し」と「す」、「ち」と「つ」、「じ」と「ず」(「ぢ」と「づ」)の区別がない方言を指し、「一つ仮名弁」とも言います。
「砂の器」の学説によると、かつては日本中が出雲の言葉だったといいます。
ところが、その後、近畿からヤマトの勢力が進出。
対抗する力のあった出雲だけは言葉が守られたと言われています。
また、人類学者の斎藤成也氏によれば、現代の島根県と東北地方の住民のあいだには、遺伝子的な共通性がみられるといいます。
ちなみに、こちらの分布図を見ると、ズーズー弁は出雲のみならず、富山、沖縄にも存在することがわかります。
言葉は波動。
古代から使われていたというズーズー弁は、標準語より低く聞こえます。
ひょっとしたら、癒し効果のある432Hzだったりして.....♡
重要文化財となっている出雲大社では、2000年に境内地下1.5mのところで、直径1mをこえる大木の柱痕が出土されました。
このことから、言い伝えにあった本殿の高さ48Mに真実味が増しました♡
建物同様、お国言葉も貴重な無形文化財。大切に次世代に伝えていきたいですね♡
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