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歴史考察 #32 『ポルトガルギター』は涙の形だった⁈

昨今は若者の間でも昭和歌謡がブームと言われていますね。
ご多聞に漏れず、我が家の娘も昭和歌謡を聴いています♡

私が昭和歌謡といって真っ先に思い出すのは久保田早紀さんの「異邦人」です。

そして「異邦人」にはポルトガルギター演奏バージョンがあるのをご存知でしょうか?

︎こちらは、1980年にリリースされた久保田さんのアルバム「サウダーデ」。
私はオリジナルよりもこちらのポルトガルギターバージョンがお気に入りです♡

ポルトガルギターは、リスボンのアルファマ地方で生まれた民衆の歌・Fado/ファドに用いられる6コース12弦のギターです。

Fado/ファドは、ラテン語のFatum/ファトゥーム(運命・宿命)に由来し、感情を表現する音楽のこと。

そして、ポルトガルギターの形状は、涙の形をしているといわれ、繊細で美しい音色は、聴くものの魂をゆさぶります。

ちなみに、ポルトガルギターは、いかに「saudade/サウターデ(哀愁・郷愁)」を表現できるかが問われるそうです。

私は東日本大震災に伴う原発事故により西日本へと避難移住をしました。
その社会における異物、よそ者、周囲と馴染むことのできない存在、といった比喩的な意味を持つ「異邦人」。

「異邦人」におけるポルトガルギターの音色は、私の琴線を揺らします...😢

様々な不安や恐れが蔓延中の現代、お気に入りの美しい音色で心を癒す時間を大切にしたいものですね♡

※こちらの記事は動画にもしています♪


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