変化を起こすことに一番大事なのは、実は「自分を甘やかすこと」。
あなたは、なりたい姿や目指したいことはありますか?
具体的なものでも、抽象的なものでもいい。
情熱をもっていても、そこまでの熱意がなくてもいい。
そこまで広げると、なんとなくはあるのではないでしょうか。
私の場合はわかりやすく、「痩せたい」という思いがありました。
具体的には、昨年7月時点でBMI30を超える高度肥満体型で、二型糖尿病のリスクもあるような状態でした。
これを丸1年経った現時点では、BMI21まで落とすことができました。
※BMI25以上が肥満とされ、男女ともに標準はBMI22とされています。
体重にして20kg以上の減量に成功したのですが、今のところ衝動的に食欲が襲ってきたりなどの、リバウンドを引き起こすリスクは感じていません。
それは減量中もきちんと自分を「甘やかした」からだと思っています。
今回は、世界をわかりやすく – Kurzgesagtさんの動画にヒントを得て、「甘やかすこと」と「習慣化」の関係性と共に変化を起こす方法について共有します。
この動画に出てくる「プランナー」と「幼児」ですが、どちらもあなたの中にある性質を指しています。
プランナー
意図して行動の計画を立てて「ルーティン」を作る自分。
例えば、おいしい料理を作るためにレシピを決めて決まったやり方で調理するなど。
未来に得たい結果を想定して行動計画を立てる。
幼児
行動の引き金、トリガーとなったことにつられて自動的に「習慣」を実行する自分。
例えば、車に乗るとシートベルトに手をかける、スマホを開いたら決まったアプリを開くなど。
未来に得たい結果などは関係なく、目の前にある娯楽に向かったり考えることなく行動する。
このプランナーと幼児は違う行動原理を持っていて、それぞれがバランスをとってあなたの精神を安定させつつ行動を前に進めています。
よくあることとして、変化を求めて新たな「ルーティン」を作ったものの、三日坊主に終わってしまい、できない自分を責めてしまう。その時あなたが考えることとしては、「自分が決めたことなのに自分でできなかった」ということだと思います。
しかし実際にはあなたの中にはプランナーと幼児という別の性質を持ったあなたがいて、その行動原理に従っているだけなのです。
つまり、「ルーティン」を「習慣」にして、考えずとも実行ができ、最終的に大きな変化を起こすためには、
幼児の行動を促せるようにうまくプランナーが行動を簡略化し、さらに目先の報酬も設定してあげることが重要です。
ここで私が前述したことに戻りますが、
私が本記事で最も重要とする「甘やかすこと」とはまさにこのことであり、
例えば減量中における「チートデイ」や「運動を休むこと」そのものとは少し違います。
実際に私が習慣化した行動とその報酬を挙げてみます。
習慣:朝6:30に起きる
報酬:おいしい朝ごはん
習慣:カロリー、PFCバランスを決めた減量ご飯を食べる
報酬:いつも同じでレシピを考えなくてもよい、簡単、おいしい
習慣:一時間散歩する
報酬:日光を浴びてリフレッシュできる、簡単
かなり行動のハードルを下げていること、「簡単であること」も報酬の一部としています。
幼児はとにかく、行動するために考えることが必要だったり、身体的苦痛が必要だったり、目先に報酬がないことをやりたがりません。2~3週間以内の「ルーティン」であれば続けられるのですが、それ以上になるとやがて辞めてしまうことがほとんどだと思います。
先ほど記載した「チートデイ」や「運動を休むこと」も、ボーナスのような形でポイントとして置くことはお勧めします。しかし行動そのものが幼児の意欲をそそるものでないと、とにかく続かないのです。
また、動画内でも述べられていますが、目標やあなたのストレスレベル、性格によってはこれらの習慣化へのハードルが大きく異なります。ただ、習慣化への原理は共通していますし、これは何歳からでも始められます。
繰り返しお伝えしたいのは、
「続けられないのはあなたの継続力がないからではない。
『継続している』と気づかないくらいまであなたを甘やかしてほしい。」
ということです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Veni,