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差別そのものよりも、仕事で差別を打ち明ける時が辛い。

まず自分が変わらないと、
周りは変わらないよ。

そんな事を尊敬する上司は言った。

でも、そんな話が通用しない時だってある。

この話の続きを、
思い切って書いてみちゃいましょうか。

負のループの予感

そのとき私は26歳で、社会人4年目。
主務の営業担当エリアは、山口県。

楽しくハーフ生活を送ってきているけど、
いつも強気で居られるわけじゃない。

ハーフ = 英語できる
ハーフ = かわいい

みたいな社会的レッテルを貼られても
「ふ〜ん。(私は私だから)」とかわせるのに
その日だけは、違かった。

ちょうどシェアハウス生活が始まったころ。

その日は評価面談を終えて、
「これじゃダメだな」って
どうしようもない気持ちだった。

はやく切り替えないと
どん底に落ちていってしまいそう。

その予感は、なぜか的中だった。

定時後の呼び出し

いつだってドラマは突然に。
定時後にマネージャーから呼び出される。

なんだろう、嫌な予感。

「これ、どうなってる?」

聞けば、説明不足だとお客様はご立腹。
とてもじゃないけど営業担当を変えてくれと。

私はクレームに身に覚えないし、
なんのことだろうと思って
過去を振り返ってみれば
ああ、そうそう、ちょっと問題あったわ。

思い出したくないことが、蘇る。

「この営業担当、外国人で何を言ってるか分からない。すぐに担当を変えてくれ。」

私とは1回も話したことない状態で、
そんなことを言ってくる。

その事を、社内ツールを読んで
私は偶然にも知ってしまう。

そのテキストは
何でもない事のように
誰でも見れるところに記録されていた。

でも、当事者にとっては大問題。

それ以降は、
いつも以上にワントーン上げて
毎回緊張しながら、電話してた。

こんな些細な事だけど
なかなかチームメンバーに打ち明けるのは
勇気がいる。

結果、気にしていたことを封じ込めていたら、
後戻りできないクレームという形に発展して、
周りに迷惑をかけてしまった。

差別そのものよりも、
差別を受けたことを
仕事仲間に打ち明けるのが辛い。

なぜかって?

なぜ問題があると分かっているのに
すぐに報告しないんだと?

きっとそう思われる人もいるでしょう。

たとえ信頼関係の強いチームでさえも

「これは差別だ」
「私は何も悪くない」

とハッキリと伝えるのは
どうも難しい。

つまりは、

「いや、待てよ。もっと私にできたことはあるんじゃないか。差別とか言い訳してるんじゃないか。」

まとまらない気持ちを行ったり来たり。
どんどん色んな言葉が頭に浮かぶ。

これがもし山口県じゃなくて
東京や大阪だったら…。
そんな考えをしてしまった自分もいる。

そこに降りかかる
尊敬する人の言葉。

まず自分が変わらないと、
周りは変わらないよ。

だからこそ、差別と断言するのは
勇気がいる。

絶対的なものはどこにも無いのにね。

私はこの整理をつけるのに
なんだかんだ5ヶ月かかったかもしれない。

もし仕事に影響があるなら

仕事で担当変更はよく起きて、
どこでも問題になってる話だと思う。

これから先も、
似たことが起こる可能性もあるし
予期せず巻き込まれる場面もありそう。

じゃあ、どう自身を立て直していくかって?

きっと何か揺るがないものを
大事に持っているといいはず。

あなたの才能はコンプレックスにある!
だから、完璧を目指して優れるな!
異なれ!


と信じてみない?
きっとコンプレックスは味方だと思うから。

異常事態に気づき定時後も待ってくれた後輩と🍛

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