自分を演じるということ
仕事中はよくおしゃべりしているほうだと思う。別にサボっているんじゃないんだけどね。いつも笑っている。でもこれ、素ではなく、結構演じている。
沈黙や「間」が苦手なので、何かしらボケたり、突っこんだりする。
素のままでいられる人が羨ましい。
先輩には「お前と喋ってると天然ボケの本が一冊できあがるわ」と言われたこともあるし、悩みごとなんてないやろっと色んな人に言われる。
後輩には名前で呼ばれるけれど、先輩や上司には仕事中でもたいがいニックネームで呼ばれる。
でも心の中はズタズタだったりする。特に僕の場合、双極性障害のうつ状態が圧倒的に長いので余計にそう思う。
落ち込む直接的な原因が職場にあるわけではない。人間関係も問題ないし、仕事が分からなくなったらフォローしてくれる人もいる。
でも仕事がひと段落すると、今後の漠然とした仕事の不安がワーっと押し寄せて、勝手に追い込んで、勝手に落ち込んで、もう自分はダメだーと思って、突然朝になって起き上がれなくなる。
ある一線を超えると自分を演じることもできなくなる。そんな時は後輩が、今日はしんどそうですねと言ってくれる。ごめん、今日はアカン日やねん、と答える。
復職の方向が決まってきて、色んな情景が浮かんでくるんだけれど、中々いいイメージトレーニングができない。無理して演じる必要もないんじゃないと思ったりするけれど、明るく振る舞っている間に自然と体調が良くなる場合も多々ある。
時々、恐怖感に駆られる。心を空っぽにしたい。
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