腰や首の痛みに、高級マットレスも枕も必要ないかもよ。 ヨガインストラクター講座RYT 500 「MTY100実践セラピカルヨガ1/2」#26
セラピカルとはセラピーとメディカルをかけあわせた造語なのですが、
最近のお疲れモード&くび痛め中の私にはぴったりの学びです。
テキストの最初に紹介されている言葉がささります。
「もっと早く終わるように、少し休め」ジョージ・ハーバート
本日の講座は「MTY100実践セラピカルヨガ」2日間のうちの初日です。
11/26(土) 9:00-17:00 の 恵比寿での対面講座。
先生は私のRYT200の師、木村 珠理先生です。
中立講座ぶりの対面ですが、やっぱり先生に会えるとうれしくなる!
リストラティブヨガとは違う、セラピカルヨガとは
リストラティブヨガというのは、リラクゼーションのヨガとしてご存知の方も多いかも。
セラピカルヨガとは、OMYOGA代表の吉田先生考案のヨガなのですが、
リストラティブ創始者のジュディス氏のもとで再勉強した際に、自身の中立理論の体位の作り方とは異なったため、そこから独立させたものです。
どちらが優れているという話ではありません。
セラピカルヨガは、リストラティブとは異なる心身の休息と回復がみられるということで、現在その安全性と有用性を実証すべく、吉田先生は科学的なデータを集積中です。
たとえば「セラピカルヨガは睡眠障害の人にかなり有効」というのは、実践している先生方の経験からは言えるものの、医療の現場で「ヨガを処方する」となると話は別です。エビデンスとなる膨大なデータが必要です。
海外では大学でヨーガの学位がとれるシステムがあったりしますが、日本にはありません。ヨーガのポテンシャルを最大限に引き出し、それを社会全体に広く役立てていくには、しっかりとしたエビデンスを取れるかどうかがカギになるだろうなぁと思います。
息抜きや気分転換ではない、しっかりした休息
「息抜きや気分転換ではなく、セラピカルヨガでしっかりからだと心を休息させる時間をつくります」
先生に言われて、考えた。
息抜きと気分転換と、休息のちがいとは?
そもそも皆さん、休息ってしてますか?
たとえば職場での昼休み、ご飯を食べた後、
おしゃべりしたり、スマホでSNSをぼんやり眺めたりする。
休み時間の過ごし方の多くはそんな感じかと思います。
でも、これって休み時間だけど、休んではいないんですよね。
休みの日の過ごし方はどうか?
映画を見たり、昼寝したり、散歩したり。
これもまた休んではいない。
何かをしている時間です。
休み時間も、仕事が休みの日も、
仕事はしてないけど、からだと心は休んでいないのではないかと。
セラピカルヨガでは、中立の理論(解剖学的)に基づいて、骨の配列を正しくすることで、筋肉が働かない状態をつくります。
これは、筋肉が伸びたり、縮んだりしていな状態をつくるのを意味します。
この位置にからだがあると、めっちゃ気持ちいいんです。
呼吸もしやすくなります。
休息してる状態=力が抜けた状態、ではない
たとえばだらーんと大の字で横になっている時、
解剖学的には肩関節は外旋になります。
この状態では、筋肉が引っ張られた状態になっています。
もっと日常的に体感してることで言えば、
朝起きた時、腰が痛い!なんてことありませんか?
高級マットレスや枕の購入を検討してみたりしてる人も、案外多いのでは?
これって寝ているときは、力は抜けた状態ですよね?
でも筋肉が引っ張られたり縮んだりしちゃっているから、
腰が痛くなってしまうなんてことが起こります。
高級マットレス買ったのに痛い!って人もいると思います。
残念ながら、そのマットレスや枕は「中立」から外れた体位をつくってしまっているのでしょう。
からだの作りは、個人差が大きいので、
口コミだけでは、自分に合うのかどうかがわからないのが悩ましいところ。
セラピカルヨガの実践は、起き上がれなくなる
最初に教えてもらったのは、頭頸帯から。
ちなみにセラピカルヨガは、OMYOGAのRYT200でも組み込まれており、体験済みのメンバーは、その気持ち良さをすでに知っているので、
初っ端から「今日は癒されたいです」とか言っちゃう。
実際になにをするのかというと、
まず、生徒役が横たわります。
ここから、中立(筋肉が働いていない状態)の体位をつくります。
タオルを重ねて頭の下に入れたり、
丸めて首の下に入れたりして、
その人の体にあわせた補助で整えていきます。
全てが整ったら、目と耳穴を隠すようにタオルを顔にかけ、
眉間あたりを、手首あたりでぐーっと1分間押します。
その後、施術者は離れて、生徒役は4分間そのまま休息。
この4分間、もう起きたくない!ってなる笑
とくに午前の恵比寿校の陽だまりは、罪深い。
先生が、お友達の旦那さんが神経痛で眠れなくなってしまったというので、
セラピカルヨガをやってあげたところ、秒で寝ちゃったそうです。
実際に体験すると、さもありなん!ってなる。
後日、このお友達はセラピカルヨガを習いにきたそうです。
そうなんですよね。
セラピカルヨガのいいところは、ヨガインストラクターじゃなくても
家族との日常はもちろん、入院や介護となった時、かなり役に立つところだと思います。
ベッドで横になっている時間が長くなれば、このテクニックを使うことでストレスも軽減されますし、睡眠の質もあがれば、病気や怪我の回復も早くなるような気がしています。このあたりのエビデンスも取れたらいいなぁ。
ちなみに、私はこのセラピカルの一部に、
オリジナルの技をぶっこんで好評をいただいております。
今日のペアワークで試してもらったら
「これ、気持ちいいーーーっ」って言ってもらいました。
でもねぇ、ちょっとこれ、施術シチュエーションと相手を選ぶんだよねぇ。
その技、名付けて「魅惑の太もも挟み」
太ももである部分を挟むんですが、これがとっても気持ちよくてね。
ふふふふ。
私とお付き合いした方には、もれなくサービスとしてこれがついてきますので、お楽しみに!(←なにがっ笑)
単発での受講もできます。 対面講座、次回はラスト!
2年前にRYT200を取得して、今現在RYT500を受講している
OMYOGAのサイトはこちら。
私は現在、対面とオンラインの混合コースで学んでいます。
全8回の対面講座も、残すところ1回となりました。
なんだかちょっとさみしい・・・。