自分の"好き"に素直になっていたら
「私がいつ投稿を止めても、正直困る人はいないだろうな…」
なんて心のどこかで思いつつも続けてきた、レシピ投稿。
そんな中で、その時その時の自分が夢中になれるもの、ときめけるものを作っては発信に移していくうちに
SNS発信をはじめた初期のコンテンツ「簡単ヴィーガンレシピ」から
「ギルトフリーレシピ」や「自分に合った食事が見つかるきっかけになるレシピ」などと形を変えてきて「蒸し料理」に私の焦点が絞られ、
やっと何かが動き出した気がしています。
何度種をまいても芽が出なくて
レシピ考案をお仕事として頂けたり、知名度のあるメディアで取り上げられたり、コンテスト受賞をしたり…
「もしかしたら、ここから料理研究家として本格的にやっていけるのかも….!?」
なんて甘い期待を抱いたタイミングは、本当はこれまで何度かありました。
だからと言って生活が変わることはなく、
レシピ考案・発信は、ある意味「趣味」にとどまるだけの日々がずっと続いて…。
その時になって、「期待をすると落ち込むから、期待しない方がいい」っていう人生の先輩の言葉の意味が分かったような気がして、
期待しないようにしていた私さえもいました。
1日で世界が一気に変わって…
そんななかで、2024年2月頭頃に投稿した1本の動画が、大きな転機となります。
これまで「静止画+レシピ」の投稿をしてきた私が一歩前に進もうとReelの投稿をはじめ
手探りながらも少しずつ投稿になれてきた頃、この動画でわたしの世界が一変。
投稿した次の日の朝から急に動画が伸び始めたようで、数秒おきにフォローされていって、1日で5000人以上フォロワーが増えて….
周りで「動画がバズった!」のような事例を見聞きしている一方で、私には「バズ」とは無縁だろうと思っていただけに、
こんなことになるとは…と驚きが隠せませんでした。
もしかしたら、何か価値があるのかもしれない
それから、前とは比べ物にならないぐらい多くの方に動画を見て頂けるようになって、
1日1件頂けたらいい方だったコメントやDMは、何倍にも増加。
単に、「作ったものが美味しそう」というものだけではなくて
私の価値観に触れての気づきの感想だったり、なんスクロールにも及ぶ相談(食生活・生き方・レシピについて)だったりを頂くようになって、
「私だからこそ届けられるものがあるのかも」と思うようになっていきます。
やはり、数字がすべてではなかった
そこから「自分が発信するもの」に対する価値観が少しずつ変わってきたものの、
インスタアカウントの成長スピードが緩やかになると同時に、「一度はやってみたい」と思うようになっていた "レシピ本出版" の夢が
遠のいていたような気がしていました。
というのも、すでにレシピ本を何冊も出版するなど、周りで活躍されている料理研究家の方の大半が、
"SNSフォロワー10万人以上のインフルエンサー" という事実を目の当たりにしていたから。
ですが、そんな時に届いた1件のDMで、初となる出版に向けて動き出すことになります。
「フォロワーが多くて有名だから」というような数字ではなく、⇧の動画のアイデアの魅力がきっかけでお声かけ頂けたこと
世の中にはたとえSNSフォロワーが1万人未満でも、大人気書籍を出されている方がいること
その事実を担当者さんから伺って、色々なところで見聞きしていた「"フォロワー数=仕事として活躍している度合い" ではない」ということがやっと腑に落ちた感覚がありました。
ここからが はじまり
もちろん、ファンが多い方が出版したその先につながりやすいこともあるだろうし、
出版のお声かけを頂いたからと言って、出版が絶対うまくいくという保証があるわけではない。
出版をすることが最終ゴールではなくて、何かしらいい影響を届けたり、支えになったり…
私自身や読者の方の人生に、いい変化を生み続けられるような、出版後を意識する必要がきっとある。
そんないろいろな考えを巡らせつつも、新たな「はじまり」としてこの出版を受け止めながら、今は前を向こうとしています。
「自分の"好き"に素直になる」が今になって…
こちら⇩の記事や動画でつづっていたように、
「私なんて」と人と比べたり、人目ばかり気にしていた私は「自分の"好き"に素直になる」ことができていなかった
と気づけたタイミングがありました。
それから、より自分が夢中になれることを追求して行ったら「蒸し料理」に行きついて、
そこから、「蒸し野菜で作るタルト(焼き菓子)」のような、周りも自分自身でさえも思ってもみなかったアイデアを作り出すところにたどり着いて…。
色々と苦しみながら進んできた今、この「自分の"好き"に素直になる」が
これから先も私の支えになってくれるのかもしれないと、思っています😌