ひとつひとつに込める 私なりのこだわり
2020年ごろからレシピ発信を始めて、かれこれ今年で4年目に。
当初はヴィーガンになりたてで、
「ヴィーガンってこんなにおいしくて簡単で最高!」みたいな気持ちが強かった私は、
それを前面に出すような発信をしていました。
時を経るごとに移り変わる価値観
そんな私が大学を卒業し、社会人になってうつ病になって
休職して退職して無職になってフリーターになってフリーランスになって...
1,2年の間に色々なことがあって、色々な気付きがあった私。
そんな中で
私に必要で、周りの人にも伝えたいのは
「ヴィーガン料理の手軽さ・おいしさ」ではなく、
素材が持つおいしさを引き出した、体に負担が少なくて元気になれるような
「質にこだわったおいしさ」だと考えるようになりました。
ひとつひとつのレシピに込めるこだわり
原材料
一番のこだわりは、やはり原材料。
どのレシピも、よりシンプルで私の体に合ったものだけで作っています。
ケチャップやマヨネーズなどといった出来合いのものは使わず、
塩や塩麹、黒胡椒などのスパイスなどで味付けを。
動物性原材料・小麦に加え、砂糖やオイル(一時期は使っていることもありましたが、2024年頃からは使わなくなりました)など、私の体へ負担がかかるものは使わないようにしています。
おいしさ
体にいいものはシンプルで味気ないとか、つまらないとか
そう思われてしまうこともあると思いますが、
そんな物足りなさを感じさせず、素材の旨味をぐっと引き出すのが私のスタイル。
低温蒸しと作り置きの組み合わせが鍵なのかなと感じています。
食感
食感もこだわりが強いことの1つで、特におやつに関しては食べ応えを求めることが多いです。
重曹で膨らませるケーキに関しては、ふわふわすぎると満足感がなく、
食べれば食べるほどお腹が空いてしまう感覚になって怖くなるので、
ふんわりしていてもしっとり感もある、
そんな仕上がりにできるように、試作を重ねてレシピ公開に至っています。
手間
「質にこだわった」とはいえ、手軽さをなくしたわけではないんです。
レシピを見て分かる通り、おかずに関しては
「野菜を蒸して、和えるだけ」のような簡単な調理法で、
「すりごまと塩」だけのようなシンプルな味付けで仕上げるものばかり。
おやつに関しても、最低限の材料を混ぜて焼くだけのような
手軽に作れるものだけ。
それにプラスで、作る過程から片付けまで楽にできるように、
洗い物が少なくて済むような順番で材料を混ぜ合わせるようにも、意識しています。
それぞれに合った食生活を見つけて頂けるように
「レシピが参考になりました!」「美味しかったです!!」
という声を頂けることが、一番のやりがいだと感じていた私でしたが、
今では、それも変わってきたように思います。
今では、
レシピ自体を参考にして頂くというより、
私がどうしてそういう素材を選んでいるのかといった、生きざまというか価値観というか
そういったレシピの元になっている部分にも触れて、
ご自身に合った食生活を確立していくためのヒントにして頂きたい
という想いが一番強いです。
実際に試してみて、
そのレシピ(食事)が美味しいなとか
自分に合っているなとか
自分だったらこうした方がいいかもなとか
色々と吟味して、自分に合うものを見つけて頂けたら...