丹波篠山の黒枝豆の収穫に行ってきた!みんなで集まって喜びを分け合おう~ お手伝いボランティア@全農
丹波篠山の黒枝豆は10月が最盛期ー!
毎年、10月5日頃が解禁と決まっていて、今年は10月7日に解禁!
農家にとって、もっとも大忙しの週間の真っ只中。
収穫作業の援農ボランティアの取材に行ってきました!
人手が足りない時だけ労働力となって支援する、手伝いたい人と農家のマッチング事業
「労働力支援」を始めたのは、JA全農兵庫。
一般のバイトだと、面接があったり、スケジュール調整、シフト決めなど、
実際に現場で働くまでに様々な手続きが必要になるほか、
雇用契約などルールもあり、時間も手間もかかります。
しかし限られた繁忙期の前にそうした準備や事務手続きを整えることは、
多くが家族で営む農家にとっては一苦労。
その手間となる手続きをぜーんぶ全農兵庫が請け負って、
手伝いたい人が、数時間だけでも気軽に農作業をイベント的に体験できるのが~~
お手伝いボランティア。
日程も時間も、自分の都合でOK!
午前中3時間だけ、とかでもいいし、
午後からだけでもいいし、
一回限りでも、何日間でも、、
あなたの好きに、選べる!自由!!
それが、援農、お手伝いボランティア。
関西では有名な秋には欠かせない味覚「丹波篠山の黒大豆、黒枝豆」
食べ物としては良く知っていても🫛、
実際に畑でどんなふうに実っているか、
収獲から出荷までどんな作業工程があるのか、
いわゆるバックヤードを知りませんー。
豆の根っこの根粒菌を確かめたり、枝を1本づつチェックして、葉っぱや実の入ってないサヤを取り除いていき、最後に束ねて1キロの重さに合わせます。
プロセスを知ることで関心はさらに高まります。
愛着がわき、価値が高まり、
学びや発見、へーー!っと誰かに教えたくなるおもしろい情報も学べて
食への意識も変わります。
楽しんで、農家に喜ばれ、地域も助かり、Win-Win-Win!
収獲なんてしたことない。。。返って足手まといになるのではーという心配も無用!
農家さんの間に入って、全農や担当の方がちゃんとコツや方法を教えてくれます。
初心者でも安心して参加できますよ!
黒枝豆の茎は太くて硬いので、根っこから引き抜かずに大きなハサミで茎を切ります。
かなり力が要りますが、これもコツを覚えれば大丈夫!!
全農の労働力支援、
援農ボランティアの取り組み!
これからの
日本の農業、多様な人たちで支える方法として、大注目です!
農家の辻さん、
全農兵庫の佐本さん、
そしてアイコさんご一行のママさん4人チーム、
なんと栃木から夜行バスで旅の一部として参加されたOさん、
そしてリピーターの神戸からのご夫妻、
実にいろんな方が援農に参加され、
様々なものを持ち寄り、またねーと言い合って帰ったのも、なんだかほっと心温まるものがありました。
あらためて現場に行って感じたことは、
収穫は祭りだ!
みんなで寄り集まって祝う方が楽しい!ということ。
祝ってこその収穫祭ですよね。
そして、わたしが農ライフで常々感じていた農の価値、伝えたいこと、
やりたかったことは、これだーと思いました。
この取材は、全農のTwitterと全農ウィークリー、
日本農業新聞のYouTubeなど
あちこちメディアミックスでまた報告、発信いたします。
都市農村交流、どちらかがもてなしたり、
雇い、雇われの関係では
こうしたエンゲージメント(つまり絆)は深まらないんですよね。
わたしたちはハートで感じる人間だもの(⋈◍>◡<◍)。✧♡。
相手を見て感じたり、考えたり、思いやったり。
笑顔を見たらこっちも笑う。
これから大事なことはそういう心の繋がり。
辻さんは、きょうはボランティアさんがいると思うだけで
仕事するのに張り合いが出たーとニコニコ満面の笑顔。
そして、参加した一人の女性に、
「農家さんは、きょうボランティアが来てくれるというだけで
朝から嬉しくてやる気が出たそうです」と話すと、
感極まってうるうるされていました。。。
誰もみな、自分の存在を喜ばれることがどれだけ励みになるか。
農家の応援で三方よしの「ウェルビーイング」
生きる意欲、仕事の意欲、やりがいになるか。
いま、「ウェルビーイング」があちこちで言われてますが、
「健康の定義」として、「身体、心、社会性」3つのバランスがとれないと健康・健全なよい状態は保たれないということですよね。
援農はまさに、自分も、農家も、地域も助かるという三方良しのWin-Win-Win!
逆に言うと、今の生産現場に欠けているのは「人に喜ばれる、励み」の部分なのではないか。
出荷して終わりでは、単価や売り上げだけが自分の「成果」となり、相手の笑顔を見ることができない。
食べている人の顔が見えにくい。
農業は工業生産とは違います。
大地の恵みを感じて、身体を動かし、手に入れる喜びは、みんなで分け合いたい。
それがおいしさにつながるのではないか。
作業の後に食べた茹でたての丹波篠山の黒枝豆
ああ、こんなにおいしい枝豆はありません。
濃厚で身がしっかりして、つるっと押し出して食べ出すと止まりませんー。
そしてなんか胸きゅんの愛おしさ。
作る人、食べる人、両者を分けて考えるのではなく、
応援したり・されたり、教えたり・教えられたり、
喜びや笑顔を頂いたり、差し出したり、あげるともらうは双方向。
ハーーートフルな応援や行動。
楽しいからまた来るねーーという
応援からはじめるサステイナブルな関係。
いろいろ考えさせられ、ベジアナ、大いに刺激を受けました。
ありがとうございました。
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