娘とインサイド・ヘッドと源氏物語と
おはようございます。
中学校教員、うたういぬです。
夏休みもあと1週間。
来週の月曜日は始業式です。
やり残しがないように、しっかり夏休みをエンジョイすることを誓って1週間を始めることとします。
昨日、読書感想文の課題を娘が取り組んでいました。
なんと選んだ本は「源氏物語(児童版)」
読書感想文を書き上げるための、材料カードみたいなワークシートに取り組んでいました。
Q:一番心に残ったことは?
夕顔が「もののけ」によって死んでしまったこと。巻き込まれてしまって可哀想だと思った。
Q:物語の人物と自分を比べて…
比べる対象が娘とかけ離れすぎていて、鉛筆が止まる…
そこで、本を読み返しながら、ヒントを出してみることにしました。
源氏の君は、夕顔を屋敷に入れてしまったことを後悔している。
なんと、病で倒れてしまうほど…
そこで、娘に聞いてみました。
「後悔していることってある?」
しばらく考えて出てきた答え
・弟とおもちゃの取り合いになって嫌だった
・おもちゃを貸したのに、返ってこなくて、貸さなければよかったと思った。
うーん。しっくりこない。
たくさん本を読んでいて、知識は豊富なはずなのに、自分の思いを書くとなるとイマイチな娘。
ここで、先日観た映画「インサイド・ヘッド2」の話を切り出す。
・◯◯ちゃんの頭の中の思い出を探すんだよ。
・とっても大切な思い出の玉を探して。
・「後悔」だから、「カナシミ」とか「イカリ」が働いていた思い出だよ。
インサイド・ヘッドの話をすると、表情が変わり、考えるきっかけを掴んだようです。それでも、その場ではワークシートを仕上げることができず、後日に続く。
早くしないと夏休み終わっちゃうよー。
他の課題も残っているんだよー。
がんばれ、娘。