鏡は先に笑わない 現実を変えるには自分が変わるしかない
大学を卒業して就いた最初の仕事が合わず、心がすり減っていった頃、1本の電話がかかってきた。
電話の主は大学時代の恩師。お勧めの就職先があるから受けてみないかという。
渡りに舟だった。転職活動をする気力もなかった。すぐに面接を受け、合格した。
正社員ではなく、嘱託という非正規雇用だったが、条件は悪くなかった。運良く数年後には、正社員にも登用され、今日に至る。
業務で色々な専門家に出会い、たくさんの話を聞くことができた。会社の看板があったからこそ、出会え、話を聞く機会を得た。
貴重な経験を積み重ねてこれたと思う。
ただ、その一方で、別の組織から委託された業務であったため、決定権者が複数いる、命令系統が複数ある、そんな仕事であった。
そういう混乱した命令系統の中でも、一緒に働く人に恵まれ、仕事自体のやりがいにより、何とか進めて来た。
しかし、ここ数年にわたり、引き起こされた理不尽に耐え得る体力も気力も、もう枯渇してしまった。
出会って来たたくさんの顔が浮かぶ。もう、無理だな。
そう認識しながらも、退職という思い切りを決断できずにいた。
前職から転職した時のように、どこからか救いが来るのではないか。そんな他力本願であった。
でも、
鏡は先に笑わない
鏡の中の自分が笑ったら、現実の自分も笑う、なんて道理はない。
先に、動かなければ、現実は変わらない。だから、笑って鏡の前に立とうと思う。
YouTubemusicをサーフィンし、おすすめに上がってきた曲。
米津玄師さんの2024年5月発表の楽曲。たぬきちは今日初めて知った。
ポップな曲調と滑稽なMV、それとは対象的な苦しそうに、怒ったように繰り返される「毎日、毎日、毎日、毎日」のフレーズ。
今日まで走り抜いてきた自分を思うと泣けて仕方ない。
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