好きな曲は好き~9-TEEN/SEVENTEEN~
はじめに
今日はSEVENTEENの『9-TEEN』という曲についてお話しします。
韓国語の曲なので、和訳されている方のものを参考にさせていただきました。
自分の選択があっているのか不安な気持ちもある、誰かに背中を押してほしい今の私に必要な曲だと思ったので、選びました。
この曲は先日紹介した『A-TEEN』の続編歌だと思っています。
ジェットコースターのように過ぎていく今日
この曲は、気持ちの良い早朝のような爽やかさ満点のイントロから始まります。
これから「始まるぞ、始めるぞ」という気持ちが伝わってくる、わくわくするようなイントロです。
特に、歌が始まる3音前からの上がるシンセはときめきます。
この曲はドラマの主題歌だったので、恋愛の歌だと捉えることもできると思います。
しかし、私はこの曲に出てくる『君』は“俯瞰して見た自分”だと思っています。
今の私が過去の自分と連続して構成されていると考えたら、“過去の自分”とも捉えることができるでしょう。
だからこそ『僕らが一緒に歩く 僕らの足取り』なのだと考えました。
学生時代に、ジェットコースターのような勢いで出来たことは何でしょうか。
私は性格上なかなか勢いよく挑戦するということができませんでした。
でも、高校時代には部活に一生懸命になってみたり、
大学時代には、中学生のころからやってみたかった作曲や、初めての運動サークル、ちょっと珍しい学術研究に関するアルバイトにも挑戦しました。
私なりの精一杯です。
特に高校時代は、それこそジェットコースターに乗っているように、つらかったし苦しくもありましたが、勢いよく過ぎてしまいました。
…だからこそいつまでも惜しいく思ってしまうのかもしれません。
どこまででも行けるよ
次の歌詞です。
Aメロとは異なり一気に雰囲気が柔らかくなるここでは、目をつむって自分に言い聞かせてあげたい、誰かに言ってあげたい気持ちが詰まっている歌詞だと思います。
私は小さい頃建築士になりたかったです。
「劇的ビフォーアフター」という番組が大好きで、知恵と工夫と技術で日々の生活を豊かに変える人に憧れていました。
このような私の根本にある、知恵と工夫が大好きな部分は今も変わっていませんし、職業は違っていたとしても、そういうことで活躍できるような大人になりたいです。
このような私の憧れはいまだに変わってはいません。
この夢を持った10歳の私は、今も私のそばにずっといるような感覚です。
しかし、両親は「そんな夢だけでは生きていけない」と、「地元に帰って来い」と強く期待しています。
帰ってきてほしいと願うならまだしも私の夢や憧れを忌み嫌い否定します。
だからこそ、私だけは、私の一番近くにいる私だけでも、私に言ってあげたいです。
10歳の私と、夢を否定された17歳の私と手を繋いで、
『どこにだって行ける』と。
今がその時
ここからサビになります。
先日の『A-TEEN』という曲についてお話しした時も、書きましたが、韓国では最近まで「満年齢」という制度で年齢を数えていました。
そのため、韓国でいう19歳は日本でいう18歳です。
多くの人が高校3年生で進路選択に迷い、将来の自分について悩みが多くなる時期です。
この曲はこのような人たちへの言葉だと思っています。
私は高校3年生ではないものの、現在将来についての大きな悩みを抱えています。
こんな今の私に必要な歌詞だと思っています。
『今日の選択を後悔しないで この瞬間の自分を信じてみて』
この歌詞が、大好きです。
将来のことをどんなに考えても、今の自分から想像できる範囲は限られていますし、もしかしたら未来の自分は優先順位が変わってきているかもしれない。
今悩んでいる時点で、自分ができる最大範囲まで想像ができているはずなのです。
今の自分の選択を、今の自分の思いを大事にするしかないはずなのです。
どんなに周りの人に、否定されようとも、心配されようとも、自分が自分の選択を認めてあげるだけです。
でも、私は私のことが信用できない節があります。
どんなにわかっていでもそううまく自分を信用してあげられないものです。
だからこそ、両親の言葉に意識を囚われてしまって、迷ってしまうことも多いです。
でも、『怖くても間違いはない』です。
私は私の将来が心配だし、私を信用して良いのかわからなくて怖いけれど、私が好きになる人や物は素敵だし、綺麗です。大好きです。
そんな自分の“見る目”や“能力”を、少し信じてあげる時期が今なのかもしれません。
…ほんの少し前向きになることができる曲です。
高校生の頃の私が悩んでいたこと、10歳の頃の私が憧れていたこと、下手な言葉でしか表すことができなかった気持ちを、今の私ならなんとなく言葉にできているような気がします。
成人した私が十代の頃の私を救ってあげたいです。
そろそろ、長年悩んでいる両親との関係も助けてあげたいです。
これはきっと数年後の自分の為にもなるのかもしれません。
高校生の頃の私が勇気を出して行動したことに今の私が救われているように、
今の私が勇気を振り絞って手を伸ばせば、数年後の自分がその手を掴んでくれて、ぎゅっと離さずに握ってくれているかもしれません。
ここのラップパートは何だか高校生の頃を思い出します。
部活のメンバーで集まっておしゃべりをするのが大好きで、それでもすぐに時間は過ぎていくし、すぐにテスト期間が来る。
テスト期間の自習中に部活の準備をしていた悪いことも良い思い出です。
友だちと話したくて、何お話をしようかなって考えて、そのうちそんなこと考えなくなって自然と「あの子に話そう~」と思うようになる。
そんな友人関係が好きでした。大切です。
もしかしたら恋愛的な歌詞かもしれませんが、友人関係でも十分に共感できる部分だと思っています。
怖くても間違いはないよ
次の歌詞です。
私は高校3年生の頃の私に『怖くても間違いはない』って言ってあげたいです。
私の進路選択は両親との交換条件付きで成り立っていました。
やりたいことを、興味があることを、少しでも頑張って行けそうな進路を選ぶのに、両親から交換条件を出されていました。
それでも、その条件を飲んで、ほんの少し隙を突いて今の進路を選択したことを後悔していません。
あの日の選択を、頑張りを絶対に後悔させたくありませんでした。
だからこそ、やっぱり、18歳の頃の私と手を繋いで、
『今日の選択を後悔せずに この瞬間の自分を信じてみて』って言ってあげたいです。
もしこれが結果論だとしても、絶対に私が言ってあげないといけない言葉です。
私しか言ってあげられる人はいないのですから。
この後悔していない気持ちは、今の私にしかわかりませんから。
次の歌詞では一気に静かになって一気に盛り上がる局長が印象的です。
私が憧れを持った10歳も、
夢を応援してほしい人に否定された17歳も、
不安の中で進路を決めた18歳も、
心身ボロボロになって死なないように生きている今も、
こんな曲が、大好きな音楽がある。
過去や未来の自分が音楽で慰めることができるとわかりました。
…うーん、上手く言葉にできているでしょうか…。
一言でいうと、この不安が多い過去も今も未来も、認めてあげたいということでしょうか…。
何だかうまく言えなくなってきました。
この瞬間を僕に、僕のために
最後の歌詞です。
『これ知っているでしょう』は『この瞬間を君に』という歌詞が先日紹介した『A-TEEN』という曲からきているからです。
このような曲同士の繋がりも、ファンにとっては嬉しいですよね。
過去の自分を未来の自分が認めて慰めて感謝することはできますが、現在の私はいつだって一人で決断をしないといけないです。
だからこそ、戻ることができないという不安と恐怖がいつだってあります。
今もあります。
でも、過去の自分のそばにいますし、大好きな音楽もここにあります。
私はこの瞬間を私のために考えてあげたいです。
今の私がどう考えるか、今の私が何を優先しているのか、今の私にとって何が一番大事なのか。
それを考えたらきっと大丈夫な気がしてきました。
『怖くても 間違いはない』です。
さいごに
この曲は今の私に必要だなと思ったので今日お話しさせていただきました。
ぜひ聞いてほしい曲です。
10代の悩みと大人になってからの悩みは全然違ってくると思います。
だからこそ、もう一度過去の自分が悩んでいた時にどうやって乗り越えてきたのかを参考にすると、少しでも自信が湧いてくるのではないか、とポジティブなことを考えてみました。
こうも上手く考えることができれば良いのですが…
ここまで読んでくださってありがとうございました。
♡励みになりますありがとうございます。
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