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行動のエラーには背景(認知のエラー)があることを考えよう~アンガーマネジメント~
こんにちは~ シリーズで『認知の歪み』について書いてきていますが、今回は行動のエラーは認知のエラーという背景があるということに気付き、アンガーマネジメントに繋げられることを書いてみたいと思います。
相手の行動には背景がある
相手が自分の意図通りでない行動を取ると
怒りの感情を持ってしまいがちですね
ですが怒りの感情は大抵の場合
いい結果を生みません
以下が本シリーズで何度も出した図ですね
事象A
⇓ インプット
認知A´(相手)
⇓アウトプット
行動α(相手)
⇓観測
認知:α´(自分)
まずアンガーマネジメントといいますが
怒りは『抑える』ものではありません
そもそも『湧かなくなる』のです
相手が問題行動を起こした時に
まず最初に考える必要があることは
相手の行動αをエラーだとする
自分の認知α´がエラーなのではないか?
を疑うことです
僕はこれまで何度も記事で書いてきたように
『自分は必ずしも正しくないor間違っていない』
と考えられるようになることが
生きるのが楽になるコツだと思っています
場合によっては相手の問題行動自体が
相手の意図が空回りもしくは逆効果になり
たまたまうまく行かなかった場合もありますので
相手の行動の意図を考えたり
聞き出すことが大事ですね
次に考えなければならないことは
インプットとなる事象Aがマイナス要因の場合です
仕事であれば指示の出し方が
良くなかった場合があります
子供や部下が強く叱責されたりすると
その叱られた行動を抑制してしまった結果
別な失敗を起こしてしまうことがあります
僕がパワハラを受けた時に辛かったのは
同じ場面で
AをやってBをやっていなかった
⇒Bをやっていなかったことを長時間叱責
BをやってAをやっていなかった
⇒Aをやっていなかったことを長時間叱責
AもBもやって残業になった
⇒残業したことを長時間叱責
という優先順位付けが崩壊するような
パワハラを受けていましたから
常に行動に『縛り』がある状態で
その『縛り』によって
行動がエラーになることがありましたね
ですから
怒りをぶつけられたり、強い叱責を受けると認知のエラーを引き起こす
ことを痛感しています
認知A´にエラーがある場合
原因をたどっていくと
過去に理不尽に叱られた経験や
間違った指導によって
思考が歪められているケースがあります
仕事の場合であれば
本来は指示を受ける時に
指示の内容を復唱し
自分の理解が正しいかどうかを
確認すべきではあるのですが
上司が怒りっぽいなどの
心理的安全性が確保されていない場合
それは難しくなっています
ですから相手の行動のエラーは
自分に原因がないかを振り返る習慣を
持つようになれば怒りは感じなくなっていきます
そしてもう一つ
行動のエラーや認知のエラーが根深い場合
もあります
たとえば『承認欲求』や『他者への嫉妬』
から行動のエラーが発生する場合があります
自慢やマウンティング
他者への批判や妨害行為は
『自己肯定感の低さ』に
起因している場合があります
そうした問題行動の背景に
思い至れるようになると
怒りの感情は湧かなくなります
また
複雑な家庭環境で生まれ育っていたり
経済的に恵まれていないことで
行動・思考のエラーとなっている場合もあります
そうした社会的な弱者の視点を持てるようなると
人は総じて優しくなれるのではないか?
と思います
人の(問題)行動の背景を
皆が考えられるようになるといいように思います
最後に
行動のエラーに潜む背景を探す習慣を持てば
怒りの感情は湧かなくなります
ですが そうした背景って
『察する』ものなのでしょうか?
日本では異常に
『察する』ことが求められます
相互尊重のコミュニケーションが当たり前になり
心理的安全性が脅かされない環境になって
対話が成立するようになれば
『認知の歪み』も修正されやすくなり
皆が生きやすくなるのでは?
と思います
noteは自分の考えをアウトプットする
いい練習の場になりますし
いろいろな考えに触れることもできますから
人がどのような想いを抱いて
どのような行動をとってしまうのか?
を学べます
攻撃的なコミュニケーションが多い
某SNSに比べて健全で居心地がいいです
一緒に相互尊重を学んでいきましょう
今回はここまで!
ではまた!
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